Loading AI tools
イギリスの歌手(2000-) ウィキペディアから
コニー・タルボット(Connie Talbot、2000年11月20日 - )は、イギリスの歌手。2007年に、イギリスで放映されているタレント発掘の公開オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に6歳で出場。決勝へ進出しポール・ポッツに敗れるが、天使のような笑顔と歌声は感動を与え、一躍有名になる。
コニー・タルボット | |
---|---|
『Over the Rainbow』レコーディング時、オリンピックスタジオにて | |
基本情報 | |
出生名 | Connie Talbot |
生誕 |
2000年11月20日(23歳)[1] イングランド ウェスト・ミッドランズ州ウォルソール ストリートリー |
出身地 | イングランド ウェスト・ミッドランズ州 |
ジャンル | Pop |
職業 | 歌手 |
担当楽器 | ボーカル・ピアノ・ギター |
活動期間 | 2007年 - 現在 |
レーベル | Rainbow Recording Company、キングレコード |
公式サイト | www.connietalbot.com |
彼女の運命を変えるきっかけともなったその番組の模様はYouTubeを通じて世界中に配信され、話題を呼んだ。
当初タルボットがブリテンズ・ゴット・タレントのシーズン1に応募したのは、ただ歌うことを楽しむためであったが、サイモン・コーウェルがタルボットを「純粋な魔法(pure magic)」と評し「今年100万ポンドを稼ぐかもしれない」と述べたことで自信を増したという。[2] タルボットの歌唱は大きなニュースになり[3]、準決勝ではマイケル・ジャクソンの『ベンのテーマ』を歌い[4]決勝に進出。2007年6月17日に行われた決勝では"Over the Rainbow"を歌うも、投票の結果ポール・ポッツに敗れる。[5][6]
タルボットのパフォーマンスの影響により、シーズン2には多数の子供達が応募した[7] 。シーズン2で優勝した当時14歳のジョージ・サンプソンは、「ポール・ポッツやコニー・タルボットには敵わない」と述べている[8]。
2007年10月、Rainbow Recording社と契約[9]し、デビューアルバム"Over the Rainbow"を11月26日にリリースすることとなった。[9] リリースを前に、専門家はタルボットが「シャルロット・チャーチの再来」になりうると述べた。[10] タルボットは学校に通いながら、叔母の寝室でレコーディングを進めることとなった。これについて母親は「コニーの時間を奪わない良い方法」だと語った。[2] アルバム発売に際し、コニーの母親は「家族は本当に興奮したが、コニーは全く無関心(blase)だった」と述べた。[11] 当初作成された5万枚のアルバムは数日で完売し、さらに12万枚が追加販売されることとなった。[12]
Sharon MawerやNick Levineら専門家からは厳しい評価を受けた[13][14]ものの、アルバムの売れ行きは好調となり、翌2008年6月16日[15] 、クリスマスソングを別の3曲に置き換えて再発売された。[16][17][18] 2008年4月から5月にかけ、Over the Rainbowプロモーションのためアジアツアーを行う。[19]このツアーを受け、タルボットの動画のYoutube再生回数は3000万回に達し[19] 、同アルバムは台湾・韓国・香港でチャート1位[15][20] 、シンガポールで3位となった[20] 。ツアー後、ポーランドのテレビ番組に出演。 2008年10月14日、米国でも同アルバムがリリース[13]、全世界では25万枚以上の売り上げを記録した。[21]
また、同アルバムからシングルカットされた"Three Little Birds"はビルボードホットシングルチャート1位、全英チャートで35位に入り、全英チャートインの最年少記録保持者として2009年度のギネスブックに登録された。[21]
2008年11月24日、アルバムConnie Talbot's Christmas Albumをリリース[22]。本人のウェブサイト上では、「古典的なクリスマス音楽と現代のクリスマス曲のミックス」とされていた[23]。12月18日には、ドキュメント番組Christmas with ConnieがITVで放送された。[24]さらに、韓国梨花女子大学校での公演[25] やベルリンでのチャリティ番組”A Heart for Children”での公演[26] を含むワールドツアーを行った。12月中旬に帰宅し、「家族で静かなクリスマス」を過ごした。[27]
2009年4月、"I Will Always Love You"のカバーシングル宣伝のため渡米。このシングルは"You Raise Me Up"とのカップリングで4月7日に米国で発売された[28]。この間Fox Broadcasting Company社WNYWの番組Good Day New Yorkに出演。[29]
3枚目のアルバム"Connie Talbot's Holiday Magic"を2009年10月に英国で、11月30日に米国でリリース。米国ではこのアルバムは貧困世帯の子供達のために玩具を配るNGO団体Toys for Totsのキャンペーンのために捧げられ、タルボット自身も同団体の大使に任命されたことに対し、同団体のヴァイス・プレジデントBill Greinが賛辞を寄せている。[30]
2009年11月から12月にかけて米国公共放送チャンネルであるWVIAでアルバム名を冠した番組Holiday Magicに出演。[31] 後に、"Holiday Magic"収録曲に"What a Wonderful World" と "Over the Rainbow"を加えたDVDがリリースされた[32][33]。
2010年、韓国で開催されたG20サミット特別コンサートに出演。[34][35]
2011年、中国春節の時期に同国の全国放送テレビ番組に出演。[36] この模様についてデイリー・メールのKathryn Knightは、「コニーのYouTube動画の再生回数は3億回を超え、特に極東では一種のイコン(icon)となった。日本・台湾・韓国・中国・ブラジル・メキシコ・米国でもコニーはスターとなり、世界中で人気を獲得した」と述べている。[37] この番組の視聴者数はおよそ4億人に達した。[37][38][39]
2011年11月、自身が7歳の時に作詞したシングル"Beautiful World"をiTunes上でリリース。YouTubeにアップロードされたミュージックビデオは、この日世界で39番目に視聴者数の多いYouTube動画となった。[40]
2012年3月、7000人の小学生からなるコーラスYoung VoicesとO2アリーナで共演、共演したバックコーラス人数の世界記録を更新した。[41]この公演は英国全土で行われ[42]、癌に罹患した子供のためのチャリティ組織であるCLIC Sargent援助に貢献した。[43]
2012年9月、香港Evolution社と契約。同年12月には同社レーベルEvosoundから自身4枚目となるアルバム"Beautiful World"を日本を含むアジアでリリース。香港、台湾、フィリピン、インドネシアでアルバム名を冠したツアーを行い2012年を締めくくった[44][45][46]。
2013年、英国ウォルソールで開催されたアフリカン・チルドレンズ・クワイア(African Children's Choir)のコンサートにゲスト出演し、同団体の大使への任命とコニーの名を冠した学校の設立がアナウンスされた。[47][48]
2014年4月、韓国セウォル号沈没事故を受け、同国ソウルおよびオサンでツアーを行う。コンサートでは乗客の帰還を願うイエローリボンが掲げられ、その収益の一部は被害者家族支援のために寄付された。[49]
2016年3月25日、5枚目のアルバム"Matters To Me"を全世界でリリース。収録曲の半分以上はタルボットの自作または共作となっている。[50]
また、2010年以降、次々と自身のYouTubeチャンネルにカバー曲・オリジナル曲をアップロードしている。カバーには、アデル、ケイティ・ペリー、ブルーノ・マーズらの曲が含まれている[51]。2012年2月に死去したホイットニー・ヒューストンへの追悼としてアップロードした"Run to You"のカバーは世界中の注目を集めた。[52]2018年には、クイーンの代表曲ボヘミアン・ラプソディのカバーをアップロード。[53]
2018年9月、音楽に専念するため高校を退学することを自身のTwitter上で表明。[54]
コニー・タルボットはイングランドのウェスト・ミッドランズ州ストリートリーに住み[55]、地域の公立小学校に通っていた。家族は母シャロン、財産保全技士の父ギャビン、兄ジョシュ、姉モリー。両親は、コニーが有名になったことにともなう闇の一面も語った。一家は電話番号をかえ、娘のためにボディーガードを雇った[56]。
タイトル | レーベル | 発売日 |
---|---|---|
Over the Rainbow | Rainbow Recording | 2007年11月26日 |
Connie Talbot's Christmas Album | 2008年11月24日 | |
Connie Talbot's Holiday Magic | AAO Music | 2009年10月20日 |
Beautiful World | Evosound | 2012年12月26日 |
Matters to Me | Evolution Music Group | 2016年3月25日 |
タイトル | レーベル | 発売日 |
---|---|---|
Gravity | Evosound | 2014年11月17日 |
タイトル | レーベル | 発売日 |
---|---|---|
Three Little Birds | Rainbow Recording | 2008年6月10日 |
I Will Always Love You | Universal Music Ireland | 2009年6月12日 |
Beautiful World | Sitting Duck Music and Media | 2011年11月22日 |
Sail Away | Group III Management | 2012年5月25日 |
Heroes | 2014年 | |
Lay Me Down | 2015年 | |
Shut Up (Move On) | Evolution Media | 2016年2月19日 |
P.S. | 2016年3月25日 | |
Castle on the Hill | CTL Recordings | 2017年1月28日 |
Clown | 2017年1月31日 | |
Good to Me | 2017年4月28日 | |
Never Give Up on Us | unit:two | 2019年8月31日 |
タイトル | 概要 | 発売日 |
---|---|---|
Sucker | Boyce Avenueとの共演 | 2019年4月16日 |
Can You Feel the Love Tonight | 2019年5月24日 |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.