Loading AI tools
ウィキペディアから
カーチス・ライト CW-22(Curtiss-Wright CW-22)は、1940年代にカーチス・ライト社が製造したアメリカ合衆国の単葉の多用途高等練習機である。本機はアメリカ海軍でSNC-1 ファルコン という名称で偵察練習機として運用された。
CW-22は、CW-19から単座のCW-21軽戦闘機/迎撃機の開発を通してカーチス・ライト社のセントルイス工場で開発された。試作機は1940年に初飛行を行った。CW-21よりも低出力と低性能な単葉複座で全金属製のCW-A22は、引き込み可能な尾輪式降着装置を持ち、その主脚は主翼下面の覆いの中に後方へ引き込まれた。
CW-22は民間のスポーツ機や練習機、軍用の戦闘訓練機、偵察機、汎用機として使用された。試作機のCW-A22 ファルコン(米国の民間登録記号:NC18067)は、カーチス・ライト社のデモンストレーション用機として使用され、現存する4機の中の1機である。1機のSNC-1はフロリダ州 ペンサコーラにあるアメリカ海軍の国立海軍航空博物館に展示されている。
ライト R-975 ワールウィンド 空冷 星形エンジンを搭載した本機の主要な顧客はオランダ領東インド陸軍航空隊であり、36機が輸出された。進行してくる日本軍のためにこれらの機体はオーストラリアのオランダ当局に納入しなければならなかった。発展型のCW-22Bは、トルコ(50機)、オランダ領東インド(25機)と少数が南アメリカへ販売された。CW-22とCW-22Bは2丁の機関銃(内1丁は固定式)を装備していた[1]。
無武装の高等練習機型(CW-22N)はアメリカ海軍に売り込みが図られ、訓練の必要性の拡大の時流に乗り、1940年11月にアメリカ海軍は150機を発注した。更なる発注により合計は305機となり、これらはSNC-1 ファルコンと命名された[2]。
また、大日本帝国陸軍は太平洋戦争緒戦期に東インド陸軍航空隊のCW-22Bを数機鹵獲しており、飛行第75戦隊、飛行第50戦隊、第9錬成飛行隊などでは、隊内保有機とされたCW-22Bが練習機や連絡機として使用されていた[3]。
出典: [5]
諸元
性能
カーチス・ライト CW-21 • CW-22 • カーチス・ライト CW-24 • カーチス・ライト CW-25
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.