カミガモソウ

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カミガモソウ

カミガモソウ学名Gratiola fluviatilis)は、オオバコ科オオアブノメ属に分類される一年草の一種。

概要 カミガモソウ, 分類 ...
カミガモソウ
カミガモソウ Gratiola fluviatilis 花  奄美大島
カミガモソウ 奄美大島
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: シソ目 Lamiales
: オオバコ科 Plantaginaceae
: オオアブノメ属 Gratiola
: カミガモソウ G. fluviatilis
学名
Gratiola fluviatilis Koidz.
シノニム

Gratiola virginiana auct. non L.[1]

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分布

日本固有種。本州(三重・京都・兵庫)・四国(高知)・九州(長崎・宮崎)・南西諸島(奄美大島)に分布する[2]

京都府上賀茂神社で、1920年に発見され、1925年に記載された[3]

特徴

全体が短毛に覆われ、特に葉はざらつくほど多くある。茎は赤紫色で多肉質であり、円柱形になる。高さ10-20cmになり、下部で多く枝分かれする。分かれた茎は横に伸びやや倒れる[4]。葉は軟らかく有柄で、卵形か倒卵形になり、縁には鋸歯がある[5]

花期は8月下旬から10月上旬であり、白色で5裂し、大きさは7mmほどである。生育地では9月上旬までは通常の花を咲かせるが、それ以降は閉鎖花ばかりになる[4]

果実はやや扁平で直径6mmの広卵形になり、両面が凹む。緑色のまま熟し、上向きのまま4つに裂けて種子を露出させる。種子は茶褐色で大きさは1.0-1.2mmになる[4]

保全状況評価

絶滅危惧IB類 (EN)環境省レッドリスト

Thumb

2000年までの環境省レッドデータブックでは絶滅危惧IA類に指定されていたが、2007年以降は絶滅危惧IB類に指定されている。

脚注

参考文献

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