オオバコ科
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オオバコ科 (オオバコか、Plantaginaceae) は双子葉植物のシソ目の科。
形態を基にした新エングラー体系及びクロンキスト体系では、オオバコなどを含む小さい科として扱われてきた。しかし分子系統学による研究で、これまでゴマノハグサ科とされてきた大きなグループが多系統であることが明らかになり、APG植物分類体系では、オオバコ科は、キンギョソウ・オオイヌノフグリ・ジギタリスなどを含むような再編先の科となっている。
APG IIIではシソ目に含まれ、12の連に約90属1700種を含む。主な属には次のようなものがある[1]。属の和名は、大場(2009)[2]及び邑田監修・米倉著(2013)[3]による。
これには旧分類のゴマノハグサ科・アワゴケ科・グロブラリア科・スギナモ科などの種が含まれる。
また、APG IIで含まれていた種の一部は別系統とされ、アゼナ科として分離されている。
種数が特に多いVeronicaに基づいてVeronicaceae(もとは1782年に命名された)という名を用いる研究者もいるが、1789年以降の命名を優先する国際藻類・菌類・植物命名規約によりPlantaginaceae (1789) を用いるのが普通である。
以下の系統樹はD. C. Albach et al. (2005)による[4]。
オオバコ科 |
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新エングラー体系及びクロンキスト体系のオオバコ科は、現在のオオバコ連 (Plantagineae) と同一である。Plantago(オオバコ属)、Bougueria、Littorellaの3属、約200種からなり、多くは草本で一部は小低木。形態的に特殊なため、独立のオオバコ目とされた。世界の温帯を中心に広く分布する。葉はロゼット状に叢生するものが多いが、ホソバオオバコ (P. indica) は地上茎があり枝分かれする。花は小さく両性、放射相称で4数、長い茎の先に穂状または頭状の花序を作る。果実は横に割れる蒴果が多く、一部は堅果(従来のゴマノハグサ科は縦に割れる)。
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