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一年草の浮葉植物[2]。葉は菱形で、長さ3-6cm、幅4-9cm[2]。茎の先端から葉を放射状に叢生して、水面を覆う。
近縁種としてヒシ、ヒメビシなどがある。ヒシやオニビシの葉の大きさは変異が大きく、確実に同定するためには果実を見る必要がある[2]。ヒシの果実のとげは4つの萼片のうち2つが発達したもの(通常残りの顎片は脱落して2本)だが、ヒメビシの果実には上向きのとげが2本と下向きのとげが2本(計4本)、オニビシの果実には下向きのとげが4本ある[4]。特にオニビシは果実が大型になる[4]。
先述の通り、果実中にある胚乳にはでんぷんが貯蔵されており、食用になる。
かつては撒菱としても使用された。
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