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一年草[2]。葉は菱形で、粗い鋸歯がある。葉の長さは1.5-3.5cm[2]。茎の先端から葉を放射状に叢生し[1]、水面を覆う。葉柄の中央には空気を含んだ浮き袋状の構造を形成する[1]。
花期は7-10月、白または淡い紅色の花弁をもち、直径は6-8mm[1]。果実は石果で長さ約20mm[2]、4本のとげをもつ。
近縁種としてヒシ、オニビシなどがある。ヒシの果実のとげは4つの萼片のうち2つが発達したもの(通常残りの顎片は脱落して2本)だが、ヒメビシの果実には上向きのとげ2本と下向きのとげ2本(計4本)が発達し、オニビシの果実には下向きのとげが4本発達している[4]。特にオニビシは果実が大型でヒメビシのほうが小さい[4]。
ヒメビシの果実にある胚乳にはでんぷんが貯蔵されており、食用になる。
かつては撒菱としても使用された。
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