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藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』の登場人物 ウィキペディアから
のび太のおばあちゃん(のびたのおばあちゃん)は、藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に登場する架空の人物。野比のび太の父方の祖母。
作中には母方の祖母も登場するが、本項では父方の祖母についてのみ記述する。
基本的に藤本が執筆した漫画の内容について記載する(アニメ等の場合はその旨を明記する)。
まだ幼かったのび太を溺愛し、とてもやさしく接した人物。のび太の言うことを決して疑わない、一番の理解者である。のび太が幼稚園児の時に病気で亡くなったが、その後ものび太の人格形成に強い影響を与えている。 心優しく面倒見が良かったため、のび太の父・のび助 にとっても最愛の母であった。
年齢、名前の記述は作品内にない。
夫とはのび太が生まれる前に死別(夫の詳細は「野比のび助#父」を参照)。
複数の子供がおり、長男は野比のび助(のび太の父)。34巻「一晩でカキの実がなった」では、子供時代ののび助と、その弟が登場する(詳細は「野比のび助#弟と妹」を参照)。
のび助が玉子(のび太の母)と結婚してのび太が生まれ、3世代同居家族となる。
漫画、アニメともに具体的な死因は言及されていない。亡くなる直前、病床から起き出して来たおばあちゃんに、幼いのび太が「おきてきちゃだめ。病気なのに。」と言っていることから、何らかの病で亡くなったと推測される[2][3]。
のび太の父方の祖母が登場する作品を以下に記す。
我儘ばかり言う3歳の頃ののび太の願いを懸命にかなえようとする姿が描かれた。タイムマシンで未来からやってきた小学生ののび太が現れて名乗った際も一切疑うことなく、穏やかに微笑みながら「さっきから、なんとなくそんな気がしてましたよ。」と述べた。
未来から来た小学生ののび太を初めて見たときには、それがのび太であることをひと目で察し、のび太が告白したときには「そんな気がしてたよ」と言った。次に再会した際もしっかりと覚えていて、「のびちゃんのことを忘れるもんですか」と言っている。
のび太のおじいちゃん(父方の祖父)に文句を言うため、のび太とドラえもんがタイムマシンで「30年ほど昔」(パパがのび太と同じ年頃の年代)を訪れる物語。のび太と同じ年頃ののび助も登場する。夫が息子を厳しく育てる陰で、やさしく息子を援助する若いおばあちゃんの姿が描かれた。その様子を隠れて見ていたのび太がドラえもんに、「若いころからやさしかったんだな。」と言う場面がある。
泥酔したパパ(のび助)を叱ってもらおうと、のび太とドラえもんが泥酔したのび助を連れてタイムマシンでおばあちゃんに会いに行く物語。おばあちゃんは泥酔状態のび助を介抱するなど、のび太の要求を素直に受け入れている(のび助は母と会ったことは夢だと思っていた)。
庭で転んで泣いている幼少期ののび太の元へ、病身で臥せっている状態ながら起き出し、気遣うのび太に対し「のびちゃんが泣いてたら、心配で寝てなんかいられないよ。」と言う場面が描かれている。「ダルマさんてえらいね。」「なんべんころんでも、泣かないでおきるものね。」「のびちゃんも、ダルマさんみたいになってくれるとうれしいな。」「ころんでもころんでも、ひとりでおっきできる強い子になってくれると…………、おばあちゃん、とっても安心なんだけどな。」と言い、その後すぐに亡くなったことが小学生ののび太によって回想されている(この記憶を思い出したことで、のび太が机に向かって勉強をはじめるという場面も描かれている)。
テレビアニメ第2作第1期[いつ?]では、のび太の部屋の隣の部屋にある時計が鳴る音を幼いのび太を膝の上に座らせて聞いており、現在ののび太は「小さい頃おばあちゃんの膝の上でこの時計の音を聞くのが大好きだった」と発言している。この時計は現在は壊れて音が鳴らなくなっており、ドラえもんの道具を使ってこの時計を修理して再び音が鳴るようにする場面が描かれている。
進路に悩む学生服ののび助が登場する。母として息子をあたたかく見守る姿が描かれている。
漫画には登場しないが、2004年のテレビアニメ「のび太の家出」でのみ、「タイムマシンでのび太が過去のおばちゃんに会いに行く」という場面が描かれた。
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