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『ねしょんべんものがたり』は、椋鳩十編の文学作品。おねしょにまつわる複数の作家のエッセーがオムニバス形式で掲載されている。1971年出版。
椋は東北地方で講演を行った際、子供からおねしょの悩みを訴えられたことがきっかけで、この作品の構想を抱いた[1]。しかし作家からはおねしょという主題が嫌われ、出版社からも「社風に合わない」と出版を断られるなど、企画の実現は難航した[2][3]。結局、紙芝居や児童書を扱う専門出版社の童心社から出版されることになった[4]。1971年11月に同書が出版されると、一箇月半で3万部を超えるベストセラーとなった[2]。
おねしょがなかなか治らなかった話や、普段はおねしょなどしないのになぜかしてしまった話、未遂に終わった話、トイレに行くのが怖くて布団の中にわざとおしっこしてしまった話、外でおしっこした話などが掲載されている。
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