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Webベースのアプリケーションサービス ウィキペディアから
Zoho(ぞーほー)は、ウェブベースのオンラインアプリケーションサービスである。この項では開発・サポートを行っているZOHO Corp.やZOHO JAPAN Corp.についても記載する。
種類 |
株式会社 非公開会社 |
---|---|
略称 |
Zoho JAPAN Corp. ゾーホージャパン |
本社所在地 |
日本 〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目6番1号 みなとみらいセンタービル13階 |
設立 | 2001年9月6日 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 自社開発ソフトウェア製品の販売、付帯するコンサルティングサービス、保守サービスの提供 |
代表者 | Manikandan Thangaraj |
資本金 | 4億円 -2022年12月時点 |
従業員数 | 106名 |
決算期 | 3月末 |
主要株主 | Zoho Corporation Pte. Ltd 100% |
外部リンク | http://www.zoho.co.jp/ |
特記事項:出典[2] |
Zohoは、オンラインで一連のビジネスアプリケーションを提供している。世界中で600万人以上の会員登録がされている[3]。それらは、単一のアカウントで利用できる。(Zohoシングルサインオン(SSO)と呼ばれている。)また、Yahoo!アカウント、Googleアカウント、Facebookアカウントを利用したログインもできる[4]。どのデータも公開/非公開を選択したり、共同編集者を招いたりすることができる。全てのサービスが無料で利用できるが、ストレージやユーザ数などに応じた一部機能は有料でのみの提供となる[5]。
オンラインでの作業だけでなく、PDF、MS Office、HTMLなどのフォーマットに変換し、外部にデータをエクスポートして、一般のオフィススイートで扱える機能もある。その逆に、MS Office、ODFのデータをインポートする機能もある。また、各文書において履歴管理機能があり、これにより、文書のバージョンを戻したりすることができる。複数文書の管理も可能になっており、これにより、いくつものデータをオンラインに保持することができる。Ajaxに一部Flashを試用されている。各文書とも、タグを付ける機能があり、これにより、簡単に文書を整理できる[6]。
企業としては、インドチェンナイのZoho Corporation Pvt. Ltdをグローバル本社とし、日本神奈川県横浜市、アメリカ合衆国カリフォルニア州、アメリカ合衆国テキサス州、中華人民共和国北京市等に関連企業を置いている[7]。
2013年6月現在、下記のサービスがある[8][9]。リンクは英語版にリンクしているが、日本語版があれば日本語版へのリンクとなっている。
サービス名 | サービス名 | 日本語対応 | リンク | 料金体系 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Assist | アシスト | ○ | 無料/有料 | デスクトップを共有するサービス。 | |
Books | - | × | 有料 | 会計情報を管理するサービス。 | |
BugTracker | バグトラッカー/課題管理 | ○ | 有料 | 課題(バグ)を管理するサービス。 | |
Chat | チャット | ○ | 無料 | チャット機能を提供する。GoogleやMSNなどのアカウントを登録し、Zoho Chat上で複数のチャットサービスが利用可能である。また、他のZohoサービスにも組み込まれており、Zoho Chat画面を開かなくてもチャットすることができる。 | |
Campaigns | - | × | 有料 | メール配信システム。Zoho CRMとの連携ができる。 | |
Calendar | カレンダー | ○ | 無料 | スケジュールを管理する。 | |
Creator | クリエーター | ○ | 無料/有料 | 簡易データベース機能を提供する。データベースのスキーマの定義や、データの入出力、それを補佐するアプリケーションの開発ができる。 | |
CRM | CRM | ○ | 無料/有料 | CRM/SFA機能を提供する。 | |
Docs | ドキュメント | ○ | 無料/有料 | オンラインのドキュメント管理機能を提供する。Zoho Writer/Sheet/Showで作成したファイルが一覧されるほか、.docファイルなど様々なファイルをアップロードすることができる。フォルダを作成し、ファイルを整理することが可能。 | |
Discussions | ディスカッション | ○ | 無料/有料 | 掲示板を作成するサービス。 | |
Invoice | インボイス | ○ | 無料/有料 | 請求書・見積書作成機能を提供する。 | |
LiveDesk | - | × | 有料 | 顧客とのライブチャットサービスを提供する。 | |
メール | ○ | 無料/有料 | メールホスティングサービスを提供する。独自ドメインでの利用もできる。 | ||
Marketplace | マーケットプレイス | ○ | 無料/有料 | 作成したアプリを売り買いするサービス。 | |
Meeting | ミーティング | ○ | 無料/有料 | オンラインのデスクトップ共有機能を提供する。Skypeと併用することでリモートサポートやWeb会議などに利用することが可能。会議はプレゼンター(デスクトップを共有する人)と出席者(デスクトップを閲覧する人)から成る。プレゼンターとしての利用には、Zoho Meetingのソフトウェアをインストールする必要がある。2回目からの利用には、デスクトップのプラグインを利用するとスムーズにWeb会議を開始できる。参加者としての利用には、ソフトウェアのインストール、Zohoアカウント共に不要。会議中、共有しているデスクトップのコントロールは自由に変更可能。また、プレゼンターの交代、デスクトップ共有の一時停止なども可能。Zoho Chatとの連携により、参加者とグループチャットをしながらデスクトップ共有が可能。会議後チャット履歴を閲覧できる。Zoho Showとの連携により、リモートプレゼンテーションとデスクトップ共有の切り替えも可能。 | |
Notebook | ノートブック | ○ | 無料 | オンラインスクラップブック機能を提供する。テキストや画像、ウェブページなどさまざまなコンテンツを自由に配置し、閲覧することができる。HTMLを組み込むことも可能で、Zoho ShowなどのほかのZohoサービスのコンテンツを組み込むことが可能。 | |
People | - | × | 無料/有料 | 人事を管理するサービス。 | |
Projects | プロジェクト | ○ | 無料/有料 | プロジェクト管理機能を提供する。タスク管理、作業実績管理、ドキュメント管理、ガントチャート、カレンダー、フォーラムなどの機能がある。 | |
Pulse | - | × | 無料/有料 | 社内SNSを提供する。 | |
Recruit | - | × | 無料/有料 | 採用情報を管理するサービス。 | |
Reports | レポート | ○ | 無料/有料 | レポートを作成できるサービス。 | |
Sheet | シート | ○ | 無料/有料 | 表計算機能を提供する。セルにおける書式の設定、関数、グラフ挿入、マクロ機能などと言った機能が使える。 | |
Show | ショー | ○ | 無料/有料 | プレゼンテーション機能を提供する。テンプレートを使ったプレゼンテーション作成、テキストや図の挿入、シェイプの利用などができる。 | |
Site24X7 | - | ○ | 有料 | サーバー監視サービス。 | |
Sites | - | × | 無料/有料 | HTMLを知らなくてもドラッグ・アンド・ドロップによりWebサイトを簡単に作成できるサービス。 | |
Support | サポート | ○ | 無料/有料 | 顧客サポートサイトを提供するサービス。 | |
Vault | - | × | 有料 | 社内セキュリティ保守サービス。 | |
Wiki | ウィキ | ○ | 無料/有料 | ウィキ機能を提供する。ページ作成、編集、サブページ、ウィキ文法などが利用できる。各ページには、コメント投稿機能が付属する。また、一般に公開された、Zoho内の文書のURLを貼ることで、そのデータをウィキ内に張り付け、編集することができる。 | |
Writer | ライター | ○ | 無料/有料 | 文書作成機能を提供する。太字や斜体、画像挿入、テーブル、リンクなどといった機能が利用できる。テンプレート機能があり、これを利用することで簡単に文書が作成できるようになっている。 |
MS Officeに導入することによって、ZohoのデータをMS Officeで編集したり、Zoho上にデータを保存したりすることができる。
プラグインを導入することにより、ウェブページのスクリーンショットを簡単にZoho Notenookに貼り付けたり、Google Notebookのデータをインポートすることができる。
ウェブ上のオフィススイートのデータをZohoで読む機能をブラウザに提供する。Internet ExplorerとMozilla Firefoxに対して提供されている。
Zohoのデータを保存するためのウィジェットを提供する。Desktopizeから提供されている。
Zohoの機能の一部はAPIが公開され、URI形式のAPIにGETまたはPOSTすることで、そのデータを取得したり編集したりすることができる。返される形式はJSONまたはXMLである。利用のためには、事前にAPI Keyを取得する必要がある[10]。
ZOHOという名前の由来は、ZOHO Corp.の初期メンバーの一人がなんとなく「ゾーホーってなんだかカッコいい」という理由で所有していた「zoho.com」のドメインの名前をそのままサービス名に採用した[11]。
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