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マイクロソフトが提供するオンラインサービス(オンラインコミュニティ) ウィキペディアから
Xbox Network(旧称:Xbox Live)とはマイクロソフトが提供するオンラインサービス(オンラインコミュニティ)である。
2003年1月16日に初代Xboxでサービスを開始し、Xbox 360、Xbox One、Xbox Series X/Sにもサービスが提供されている。初代Xboxは、2010年4月15日にサービスが終了した[1]。
Xbox Networkには、無料のサービスと定額制のサービス(Xbox Game Pass Core(旧称:Xbox Live Gold))がある。
2021年3月、Xboxに関連するすべてのサービスを網羅し、Xbox Game Pass Coreのサブスクリプションサービスをこれらの他のサービスと区別するために、「Xbox Live」を「Xbox Network」として再ブランド化した。それに伴いアカウントの名称が「Xbox Live アカウント」から「Xboxアカウント」に変更された[2]。
同社が発売するゲーム機であるXboxの発売に合わせてコンシューマーゲーム向けのサービスとして開始し、次世代機であるXbox 360/Xbox One/Xbox Series X/Sにも受け継がれている。Xbox 360とXbox One以降のゲーマータグのシステムはほぼ別物であるが、フレンドリストや実績などは互換性が自動的に付与されている。
Windows Vistaにも同等のGames for Windows Liveが実装されており(Xbox 360とWindowsパソコン間でのオンライン対戦プレイもサポート)、Windows PhoneやWindows 8/Windows 10などにも対応していたが[3]、2013年に廃止された。
Xbox ネットワーク(旧称:Xbox Live)は各種オンライン対応ゲーム・ビデオといったエンターテイメントに対応し、ユーザーの情報等を共通して使用することができる。オンラインゲームを展開する際にネットワークやアカウントの設定などがゲームごとに必要になるのではユーザーの利便を損なうことになるため、Xbox ネットワークでは「Microsoft アカウント」(旧名:Windows Live ID、Microsoft Passport Network)をベースとしたシングルサインオンシステムで本体の機能として接続情報と会員情報を一括管理し、オンラインゲームはその情報を利用することによりゲームごとに登録するわずらわしさを解消している。またそれのみならず各種ゲームの情報や体験版の配信、他のプレイヤーとのテキストやビデオチャットなど多彩なサービスが提供されている。
Xbox ネットワークには有料のゴールドメンバーシップ契約がある(以前は無料会員はシルバーメンバーシップと呼ばれていたが変更された[4])。その特典として、ネットワークを通じた協力・対戦(オンラインマルチプレイ)やパーティーチャット、割引などの優遇サービスが受けられる。この名称はサービスの名称が変更された現在も「Xbox Live Gold」のままである。
2023年7月17日、従来より続く「Xbox Live Gold」を廃止し、2023年9月1日より「Xbox Game Pass Core」に移行すると発表した。これにより、初代Xboxから続くネットワークサービスの名称であった「Xbox Live」は歴史に幕を下ろし、Xbox Game Passに統一される形となった[5]。詳細についてはこちらを参照。
旧ゲーマータグはXbox ネットワーク会員の「ニックネーム」。アカウントの設定時に英数字で設定する。すでに使用されているゲーマータグを重複して使用することはできない(Xbox本体で作成したゲーマープロファイルの名前が既に使用されていた場合、Xbox ネットワーク用のプロフィールにする際に変更を要求される。なお重複していなくてもオンライン用のプロフィールにする際に変更することは可能)ため、Xbox Liveにおいてプレイヤーを特定することができる。Xbox本体か専用サイトよりゲーマータグの変更が可能になっているが、初回のみ無料であり2回目以降は約1000円かかる。また、ゲーマータグはXbox.com内のフォーラムにおけるハンドルネームとしても扱われる。
Xboxではゲーマープロフィールと呼ばれるプレイヤーのステータスがゲーマータグに関連づけられている。これには以下のものが含まれる。
2019年6月10日、新しいゲーマータグ機能が発表された。これはPC、Android、iOS、Xbox One、Xbox Series X/Sのみであり、Xbox 360には提供されないため、一度新ゲーマータグに変更するとXbox 360側のゲーマータグはランダムな名前に変更されることがある。
また、今回の変更によって日本語、中国語、韓国語、ベンガル文字、デバナガリ文字、キリル文字などにも対応した[7]。今までのゲーマータグは、すでに使用されているゲーマータグを重複して使用することはできなかったが、使用できるようになった。ただし、同じゲーマータグと区別するためにゲーマータグの後に「#~~」という形で接尾辞がつくようになった。それは自動的に設定されるため自分では決められない。新しいゲーマータグで使用できる文字数は 12 文字までとなっているが今までのゲーマータグを取得している人は、そのゲーマータグをそのまま使用できる。
接尾辞がつかないようにするには日本語などを使わず、旧ゲーマータグと同じ方法で設定すればつかないようになっている。2022年現在、旧ゲーマータグと新ゲーマータグを混合しているため注意が必要である。Microsoftは今後旧ゲーマータグを新ゲーマータグに統合する計画を立てている[8]。
ゲーマースコア(単位:G)の基本ポイントは「実績(じっせき)」と呼ばれるゲームの進行度(やり込み)の項目に分配する事になる。実績のロックを解除してゲーマースコアを獲得することを実績解除という。また、Microsoft Rewardsに参加することで特典が手に入る[9]。
ゲーム本体がWindows 10のストアアプリである場合、規定で有効になっているOSの各種テレメトリ機能を手動で停止しているとゲームの実績が解除されないことがある。ゲーム自体はそのままでも問題なくプレイできるが、実績を解除したい時にはテレメトリ機能を有効にしてWindowsを再起動する必要がある。ただし、原則1つのアカウント内ではセーブデータをリセットできないゲームの「初めてオープニングを見た」など過ぎてしまった実績は未解除のまま解除することも出来ない。
当初はパッケージタイトル(ディスク媒体で販売されている物)では1本につき1,000G、Xbox Live Arcadeのタイトルでは1本につき200Gとなっており、制作者はそれを複数(パッケージタイトルでは最低5項目以上[10]、Xbox Live Arcadeでは本体で12項目、DLCで増えるケースは確認されている)。その分配は均等でもよく、難易度に応じて重みを付ける事も可能。実績に対するゲーマースコア配分に下限はなくソフトによっては0Gの実績が存在する(『TMNT 1989 Arcade』のマンホールに5回落ちる「In the Dark」)他、その実績を持っているプレイヤーとオンラインでプレイすることで感染するタイプの実績も存在する(『Soltrio Solitaire』の「ミングラー」)。
2007年2月1日に発表された新基準[11]ではこの他にダウンロードコンテンツに関連する25%(パッケージタイトルでは250G、Xbox Live Arcadeタイトルでは50G)までの上乗せが可能となっている他、基本ポイントの一部を無償のダウンロードコンテンツに割り当てる事も可能となっている。以下は基本ポイントの一部をダウンロードコンテンツに割り当てた一例である。
実績解除するための難易度はゲームによって大きく異なり、開始後数分で全実績が解除されるゲーム(『Avatar:The Burning Earth』など)もあれば、1つの実績を解除するのに廃人プレイでも数年かかる難易度のゲームも存在する(『ファイナルファンタジー11』のレリック装備を最終段階まで強化するなど)。また、プレイ人数の減少によるオンラインプレイが困難になったり、バグなどで実績解除が不可能なゲームもある。なお、デモ(体験版、お試し版)および旧Xboxの作品ではゲーマースコアは獲得できない(『ライオットアクト 2』では体験版で一定条件を満たした状態で製品版をプレイすることで、体験版で解除条件を満たした実績が即時解除されるシステムが登場した)。
Xbox One以降、Xbox Live Arcadeが廃止されたため、ダウンロード専用のソフトでも1000G以上のゲーマースコアの設定が可能となっている。
また、チャレンジ実績というシステムが追加された。期間限定で取得できる実績で、ゲーマースコアは必ず0G。期間が終了すると実績一覧から削除される。
後のアップデートで実績のレア度が追加され、解除したプレイヤーの割合が表示されるようになり、解除したプレイヤー数が少ない実績を解除すると解除時のメッセージが「めったにない実績が解除されました」となり、効果音も豪華なものになる。
Xbox Live Arcade(エックスボックス ライブ アーケード、略称:XBLA、en:Xbox Live Arcade)はXboxならびにXbox 360用のダウンロードサービスである[13]。Xboxでは専用クライアントディスク、Xbox 360では本体のメニューの機能として実装されており、ネットワーク上でしか配信されていない各種ゲームをダウンロードしてプレイすることができる[13]。
Xbox 360では当初は『ガントレット』や『スマッシュT.V.』、『フロッガー』、『ギャラガ』といったクラシックゲームや日本国外で携帯電話向けに配信されていたコンパクトなアクションパズルゲームの移植版などが中心だったが順次本体の性能を生かしたフルポリゴンゲームも投入されている[13]。なお、Xbox 360用ハードディスクには出荷状態でアレクセイ・パジトノフのパズルゲーム『HEXIC HD』がプリインストールされている(Xbox One上でも無料配信)。
また、『UNO』などのように周辺機器の「Xbox Liveビジョンカメラ」を接続することでボイスチャットだけでなく顔を見ながらの対戦プレイが可能な物もある。
基本的にほとんどのゲームが無料でお試し版をダウンロードでき、フルバージョンを解放する形で購入できる。
Xbox 360向けに行われているパッケージタイトルのダウンロード販売には、Xbox用ソフトを配信するXbox クラシックスとXbox 360用ソフトを配信するゲームオンデマンドがある。
Xboxクラシックスは2007年12月4日[14]に開始された。Xbox 360上での互換機能を利用するため、ソフトの挙動は実際に旧Xboxソフトを動作させた場合と同等となっている。
日本においては2007年12月4日から5本が配信開始され、以降も配信ソフトが追加されている。また米国などでは「Xbox originals」と呼称され、配信ソフトが大きく異なっている。
Xbox 360ではXNAを利用して個人でもXbox Live インディーゲーム(en:Xbox Live Indie Games、略称XBIG、およびXBLIG)と呼ばれるゲームを制作することができた。以前はXbox 360上での実行にはXNA Creators Clubのメンバーシップが必要でありXNA Creators Clubメンバー間での共有は可能であったが、後にXNA Creators Clubの会員以外でも完成したソフトをマーケットプレースでダウンロード購入することが可能となった(日本では2009年8月11日より)。以前は「コミュニティゲーム」と呼ばれていた。なお、インディーゲームもXbox Liveアーケード同様お試し版の無料ダウンロードでテストしてから購入することが可能となっている。 このサービスは2017年9月29日に終了した[15][16]。 このサービスからは『まもって騎士』や『メゾン・ド・魔王』、『I MAED A GAM3 W1TH Z0MB1ES!!!1』といった作品がヒットし[15][16]、他のプラットフォームへ展開されることもあった[16]。 一方で、ライターの渡邉卓也はサービス終了後の2017年10月にIGNに寄せた記事の中で、実際のところは玉石混交ぶりが激しかったと話している[15]。 渡邉によると、このサービスで最初に流行したのが、コントローラの振動をマッサージ機として使う『Rumble Massage』という作品であり、しかも同作への便乗が相次いだという[17]。 その後も似たような便乗が繰り返され、質の低い、あるいは悪質なタイトルがあふれかえった結果、このサービスからユーザーが離れていったと渡邉は2018年のIGNの記事の中で振り返っている[17]。 その後、マイクロソフトはインディー開発者向けの自主販売プログラム「ID@Xbox」を開始したほか、2014年には認証プロセスを簡略化した「Xbox Live クリエイター プログラム」を展開した[16]。
クレジットカードを持たない人などがストアでゲーム等を購入する場合は、残高を利用するためXboxプリペイドカードを買わなくてはならない。
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