タイミー
日本の人材サービス業 ウィキペディアから
株式会社タイミー(英: Timee,Inc.)は、東京都港区東新橋(汐留)に本社を置く日本の企業。スキマバイトサービスの「タイミー」を運営する。他に、地方で「働く」体験を通じて、第二の故郷を見つけられるサービス「タイミートラベル」、長期就業を支援する「タイミーキャリアプラス」の運営を行う。
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![]() 本社が入居する汐留シティセンター | |
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | [2] |
本社所在地 |
日本 〒105-7135 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター35階 |
設立 | 2017年8月 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 1012801018219 |
事業内容 | アプリケーションの企画・開発・運営 |
代表者 | 小川嶺 [3](代表取締役) |
資本金 | 1億725万4000円[2] |
発行済株式総数 | 95,139,000株[4] |
売上高 |
161億4458万4000円 (2023年10月期)[4] |
営業利益 |
19億5763万7000円 (2023年10月期)[4] |
経常利益 |
19億2434万5000円 (2023年10月期)[4] |
純利益 |
18億276万9000円 (2023年10月期)[4] |
純資産 |
62億196万4000円 (2023年10月31日現在)[4] |
総資産 |
178億15万6000円 (2023年10月31日現在)[4] |
決算期 | 10月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人[4] |
主要株主 |
小川嶺 21.96% 株式会社Recolle 8.27% Keyrock Capital Management Ltd. 7.27% 株式会社MIXI 5.59% ジャフコSV6投資事業有限責任組合 4.30% 月山特定目的会社 3.66% エン・ジャパン株式会社 3.53% 株式会社サイバーエージェント 3.51% (2024年6月21日現在)[4] |
外部リンク | https://timee.co.jp/ |
特記事項:有料職業紹介事業(13-ユ-311381) |
概要
当時大学生だった小川嶺が作成したスマートフォンアプリであり、アルバイトの新しい働き方としてTBS系列の番組『がっちりマンデー』などで紹介された[5][6]。サービスの特徴として、面接及び登録会の参加なしで自分の働きたい場所ですぐ働けるという仕組みが取り入れられている。また他社に比べ飲食店の求人が特に多い。また、勤務終了後すぐに賃金が振り込まれる点が人気の理由となっている。
沿革
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 2023年(令和5年)
- 1月11日 - タイミーの累計ワーカー数が400万人を突破[12]
- 1月31日 - JリーグクラブFC東京とクラブスポンサー契約を締結[13]
- 3月7日 - 岐阜県下呂市と業務提携に関する協定を締結[ps 16]
- 3月16日 - 本社オフィスを汐留に増床移転[14]
- 5月22日 - 「アルバイトが全員スポットワーカー」新コンセプトの居酒屋開店[15]
- 6月28日 - タイミーの累計ワーカー数が500万人を突破[ps 17]
- 8月9日 - 山形県と業務違約契約を締結[16]
- 9月25日 - 総額130億円の資金調達を実施[17]
- 10月3日 - マシンガンズのレギュラーラジオ始動[18]
- 10月23日 - タイミーの累計ワーカー数が600万人を突破[19]
- 12月14日 - 働き手のスキルや実績を可視化する「バッジ機能」を追加[20]
- 2024年(令和6年)
サービス
要約
視点
![]() | この節は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。 (2022年12月) |
スキマバイトサービス「タイミー」
タイミー(英:Timee)とは、日本でサービスを提供しているスキマバイトサービスである。2018年8月10日にiOS版が、2019年9月2日にAndroid版が配信開始となった。類似のアプリとしては パーソルのシェアフル、Wakrak、メルカリハロなど。
働き手は、本人確認書類をアプリ上で登録した後は、面接や履歴書を必要とせず、自分の働きたい場所ですぐ働け、勤務終了後すぐに報酬を受け取れるという仕組みが取り入れられている[28]。一方事業者側にとっては、働き手に来て欲しい時間や求めるスキルを設定するだけで、条件にあった働き手が自動的にマッチングするサービスである。2024年2月時点の累計登録者は約700万人、会社員/学生が共に3割である。また、利用企業も9万8千社におよぶ[28][29]。
創業者である小川嶺が起業を志したきっかけが、祖父の死を契機に「時間が有限である」ことに自覚的になったこと[30]であることから、社名、サービス名は「時間(=Time)」に由来している。[31]
サービス開始当初は、社名、サービス名ともに「Taimee」表記であった。(読み方は「タイミー」。)2019年に現在の「Timee」に表記変更をしている。[ps 18]
キャラクター名はタイミン[32]。
法律上は有料職業紹介事業の枠組みでサービスの提供がなされている。有料職業紹介事業の許可番号は「13-ユ-311381」である。
タイミートラベル
タイミートラベルとは、地方で「働く」体験を通じて、第二の故郷を見つけられるサービスである。地方での仕事や生活を体験したい人と、人手やスキルが欲しい地方の事業者のマッチングを行う。働き手は、地方での仕事や生活の体験を通じて、滞在費を賄いながら第二の故郷を見つけることができる。事業者は、繁忙期の人手不足やスキルを要する課題を解決することができる。
2019年4月23日、「ただ旅」がサービスベータ版としてローンチ。同年10月3日に「タイミートラベル」と名称を変え、アプリの提供を開始した。[33]現在はアプリ版はクローズし、WEB版でのサービス提供となっている。
タイミーキャリアプラス
タイミーキャリアプラスとは、資格や経験等の有無に関わらず、ワーカーが挑戦したい仕事ができるようになるための機会を提供するサービス。2024年2月22日にローンチした。[34]
ワーカーがタイミーを使用して働いた勤務実績やスキルが可視化され、タイミーから正社員求人が紹介される。紹介された職場で体験勤務を行い、企業と求職者の意向がマッチすると、正式に正社員として雇用される仕組みになっている。正社員として雇用されれば、タイミーは人材紹介料として、紹介先の企業から想定年収の30%を受け取る。[35]
トラブル
愛知県知事リコール署名偽造事件に関わるトラブル
2020年(令和2年)8月25日から同年11月にかけて実施された愛知県知事の大村秀章に対するリコール運動において集められた署名の中に、偽造が疑われるものがあった。これに関連して、当該偽造に協力するアルバイトの募集のために用いられた求人媒体等の一つに、タイミーがあったと一部SNSにて指摘された。同社はこれに関して謝罪の声明文を掲出している[ps 19]。
→詳細は「愛知県知事リコール署名偽造事件」を参照
闇バイト疑惑がある求人情報を巡っての批判
2024年(令和6年)11月7日、深夜に猫を探す求人募集が掲載された。この求人情報は報酬が高額であったことや情報漏洩防止の為に携帯電話や荷物を預かる旨の記載などがあったことから、「闇バイトではないか」との指摘と同時に「求人内容や事業者に対する審査が甘いのではないか」との批判がSNSや識者の間であがった[36][37][38]。これを受けて、タイミーや同社CEOの小川嶺は該当の求人募集を削除した上で謝罪すると共に利用者に対して怪しい求人を見かけた際は同社に通報するように呼び掛けた[36][37][39]。
2024年12月6日、タイミーは前述の批判を受けて、求人内容確認の強化や働き手の個人情報保護などを主とするサービス不正利用防止対策を発表した[40][41]。
脚注
外部リンク
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