Loading AI tools
ウィキペディアから
テュルフィン(Thyrfing)は、スウェーデン・ストックホルム出身のヴァイキング・メタルバンド。スウェーデン語では「テュルフィン」、英語では「ティルフィン」「ターヴィン」など様々な発音がある。日本語では「ザイアフィング」と誤って英語的な発音をしたと思われる表記も見られる。
テュルフィン Thyrfing | |
---|---|
出身地 |
スウェーデン ストックホルム県 ストックホルム |
ジャンル | ヴァイキングメタル |
活動期間 | 1995年 - |
レーベル |
ハンマーハート・レコード リゲイン・レコード ノイズアート・レコード デスポッツ・レコード サウンドホリック |
公式サイト | www.thyrfing.com |
メンバー |
イェンス・ライデン (ボーカル) パトリック・リンドグレン (リズムギター) フレドリック・ヘーンボリ (リード/リズムギター) ヨアキム・クリステンソン (ベース、キーボード) デニス・エクダール (ドラムス) |
旧メンバー |
トマス・ヴァーナネン (ボーカル) ヴィントラス (ギター) ヘンリク・スヴェグショー (ギター) キミー・ショルンド (ベース) ペーテル・ロフ (キーボード) |
1995年に、パトリック・リンドグレン (G)、ヨアキム・クリステンソン (Ds、Vo)を中心に、ペーテル・ロフ (Key)、キミー・ショルンド (B)の4名で結成[1]。パトリック、ヨアキムの2名は、パンテオン (Pantheon)というブラックメタルバンドで共に活動していたが、ヴァイキング・メタルを演奏するために、テュルフィン(Thyrfing)を立ち上げた[1]。同年中に、1stデモ『Solen Svartnar』をリリースした。1996年になって、パトリック、ヨアキムとパンテオンで活動を共にしているトマス・ヴァーナネン (Vo)が加入[1]。ヨアキムはドラム専任となる。ちなみに、この加入で、パンテオンのメンバー3名全員がザイアフィングに参加することになった。同年に、2ndデモ『Hednaland』をリリース。1997年には、ザイアフィングに専念するために、パンテオンが活動を休止した(事実上の解散)[1]。オランダの新興インディペンデントレーベル・ハンマーハート・レコードと契約。ディスメンバーやエントゥームドのプロデューサーとしても知られるトマス・スコッグスベリをプロデューサーに迎え、サンライト・スタジオでレコーディングを行った。同音源は、1998年に1stアルバム『Thyrfing』としてリリースされ、デビューを果たした[1]。1998年にヴィントラス (G)が加入し、ツインギター体制となる。2ndアルバム用の曲作りに入るが、レコーディング前にヴィントラスは脱退した。その後、シングルギター体制のまま、ヒポクリシーの活動でも知られるピーター・テクレンと、その兄トミー・テクレンをプロデューサーに起用して、2ndアルバムをレコーディング[1]。1999年に2ndアルバム『Valdr Galga』をリリースした。2ndアルバムレコーディング後には、ヘンリク・スヴェグショー (G)が加入し、ツインギター体制に戻る。また、同年には1stデモと2ndデモを収録したコンピレーションアルバム『Hednaland』[注釈 1]がリリースされている。2ndアルバムリリース後には、シックス・フィート・アンダー、ヴェイダー、クリプトプシーらとライヴで共演している[1]。
2000年に3rdアルバム『Urkraft』をリリース。同アルバムは、日本のサウンドホリックから日本盤がリリースされた。同アルバムは、サウンドホリックのHIDDEN MANIACS SERIESの第1弾としてリリースされており、輸入盤に帯・解説が付いた仕様でのリリースとなった。2002年に4thアルバム『Vansinnesvisor』をリリース。同アルバムリリース後、ハンマーハート・レコードを離脱、スウェーデンのリゲイン・レコードに移籍。2005年に5thアルバム『Farsotstider』をリリースした。リリース後、トマス・ヴァーナネン、ヘンリク・スヴェグショーが脱退する[2][3]。両名の脱退の理由は、モチベーションの低下であった[3]。これを受けて、2007年に元ナグルファーのイェンス・ライデン (Vo)が加入[2]。また、サポートメンバーとしてフレドリック・ヤンソン (G)がこの時期のライヴに参加しており、この頃になされたバンドへのインタビューでは、このフレドリック・ヤンソンがギタリストとして正式に加入するだろうと述べられていた[3]。しかし、フレドリック・ヤンソンは正式加入することなく、5人体制のまま活動を継続する。2008年に6thアルバム『Hels Vite』をリリースした。リリース後、フレドリック・ヘーンボリ (G)が加入、再び6人体制となる。しかし、2012年に17年間在籍したキミー・ショルンドが脱退。17年間ドラマーを務めていた、ヨアキム・クリステンソンがベーシストに転向し、レイズ・ヘル、シンズ・オブ・オミッションで活動経験のあるデニス・エクダール (Ds)が加入した。また同年に、オーストリアのノイズアート・レコードに移籍[4]。2013年に7thアルバム『De Ödeslösa』をリリースした。
2014年5月、創設メンバーの一人であるペーテル・ロフが脱退したことが発表された[5]。脱退の原因は、個人的な理由でバンド活動を続ける時間が無くなってしまったからであるとバンド側は発表している[5]。脱退発表の時点で後任を探してはおらず、当分の間5人で活動を続ける予定[5]。その後、活動は停滞していたが、2021年に8年ぶりとなる8thアルバム『Vanagandr』をデスポッツ・レコードからリリースした。なお専任メンバー不在のキーボードについては、ベーシストのクリステンソンが兼任した。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.