ウィキペディアから
T-33はソビエト連邦の試作戦車である。
本車はソ連における最初の水陸両用戦車である。1931年にイギリスから購入したD-12水陸両用豆戦車を元としている。
主砲をDT機銃に換装した他、40馬力のフォード-AAトラックのエンジンを動力とした。しかし試験の結果水上を進む性能はともかく、乗員の配置(タンデム式で前が操縦手で後ろが車長兼機銃手)や、水辺の泥濘地での機動に問題があり、また改良の余地がある事も明らかになった。
その後改良を行いT-37が完成。 T-37の量産性が高い事も相まって、本車は生産体制に移行することはなかった。
水上での速度は4km/hで、T-37とほぼ同じである。装甲厚も同等であった。 実戦運用もおそらくされていないが、生産した8輌の内1輌はクビンカ戦車博物館に現存している。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.