ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』(邦題・Wild In The Streets、原題・Slippery When Wet)は、アメリカロックバンドボン・ジョヴィの3枚目のスタジオ・アルバム1986年8月25日日本フォノグラムから発売された。

概要 『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』, ボン・ジョヴィ の スタジオ・アルバム ...
『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』
ボン・ジョヴィスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル Hard Rock
時間
レーベル ポリグラム
プロデュース ブルース・フェアバーン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
ボン・ジョヴィ アルバム 年表
7800°ファーレンハイト
1985年
ワイルド・イン・ザ・ストリーツ
(1986年)
ニュージャージー
1988年
『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』収録のシングル
  1. 禁じられた愛
    リリース: 1986年8月5日EP
  2. 「ボーダーライン[4]
    リリース: 1986年11月2日(EP)
    リリース:1993年5月26日12cmCD
  3. リヴィン・オン・ア・プレイヤー
    リリース: 1986年12月21日(EP)
    リリース:1988年11月25日8cmCD
  4. 「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」
    リリース: 1987年5月1日(EP)
    リリース:1987年7月21日(EP)
    リリース:1993年5月26日(12cmCD)
ミュージックビデオ
「You Give Love A Bad Name」 - YouTube
「Livin' On A Prayer」 - YouTube
「Wanted Dead Or Alive」 - YouTube
「Wild In The Streets」 - YouTube
テンプレートを表示
閉じる

解説

前作『7800°ファーレンハイト』からおよそ1年4ヶ月ぶりとなるスタジオ・アルバム。プロデューサーブルース・フェアバーンBruce Fairbairn)を迎えて制作された。また、楽曲制作にデズモンド・チャイルドDesmond Child)が初参加した作品となった。

アルバム製作に当たり30曲ほどの曲を用意し、収録曲の選曲に関しては彼らの地元ニュージャージー州ニューヨーク州の10代の若者に曲を聴かせた反応を参考にしたという。

リリース後、ボン・ジョヴィ初となる全米ビルボードチャート1位を獲得。その後8週間チャート1位をキープした。また、シングルも「禁じられた愛」(You Give Love A Bad Name )と「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」(Livin' On A Prayer)が全米ビルボードシングルチャート1位となった。

アメリカだけでも1,200万枚をセールスし、トータルでは2,800万枚セールスしたとされており、ボン・ジョヴィは一躍世界にその名が知れ渡ることになった。

1998年11月18日には『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ・スペシャル・リミテッド・エディション 2CDセット』(Wild In The Streets Special Limited Edition 2CD Set)が発売された[5]

2010年6月23日には、『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ+ライヴ・トラックス』(Wild In The Streets+Live Tracks)が発売された[6]

アルバム・タイトル

原題が『Slippery When Wet』と決まる前には、タイトル候補として『ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ』(Wanted Dead Or Alive)があり、ディスクジャケットも作成されていた[7]。その他『ガンズ・アンド・ローゼズ』(Guns N' Roses)もタイトル候補であったが、既に同名のバンド(ガンズ・アンド・ローゼズ)が存在していることを知り、最終的に『Slippery When Wet』を採用したことを後にジョン・ボン・ジョヴィJon Bon Jovi)がインタビューで述べている。

邦題にはアルバム収録曲である『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』が採用された。

アートワーク

当初は、アルバム・タイトルが書かれている濡れたTシャツを着た女性の胸部のアートワークが使用される予定であったが、過激であるという意見やピンクで縁どられたジャケットをメンバーが気に入らなかったという理由もあり差し替えられた。代わりに水をかけられたゴミ袋にジョンが指でSlippery When Wetと書いたものが採用された。

日本盤はオリジナルのアートワークが使用されている。

収録曲

さらに見る #, タイトル ...
#タイトル作詞・作曲時間
1.「レット・イット・ロック」(Let It Rock)ジョン・ボン・ジョヴィリッチー・サンボラ
2.禁じられた愛(You Give Love A Bad Name)ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルド
3.リヴィン・オン・ア・プレイヤー(Livin' On A Prayer)ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルド
4.「ソシアル・ディジーズ」(Social Disease)ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ
5.「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ」(Wanted Dead Or Alive)ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ
6.「レイズ・ユア・ハンズ」(Raise Your Hands)ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ
7.「ウィズアウト・ラヴ」(Without Love)ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルド
8.「アイド・ダイ・フォー・ユー」(I'd Die For You)ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ、デズモンド・チャイルド
9.「ネヴァー・セイ・グッドバイ」(Never Say Goodbye)ジョン・ボン・ジョヴィ、リッチー・サンボラ
10.「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」(Wild In The Streets)ジョン・ボン・ジョヴィ
閉じる

『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ・スペシャル・リミテッド・エディション 2CDセット』(Wild In The Streets Special Limited Edition 2CD Set

さらに見る #, タイトル ...
DISC 2
#タイトル作詞作曲・編曲備考
1.「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ(ライヴ)」(Wanted Dead Or Alive (Live At Wembley Stadium, 1995)) 
2.「リヴィン・オン・ア・プレイヤー(ライヴ)」(Livin' On A Prayer (Live/US 1987)) 
3.「禁じられた愛(ライヴ)」(You Give Love A Bad Name (Live/US 1987)) 
4.「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(ライヴ)」(Wild In The Streets (Live At Wembley Stadium, 1995)) 
5.「ボーダーライン」(Borderline (Studio Outtake))スタジオ音源
6.「エッジ・オブ・ア・ブロークン・ハート」(The Edge Of A Broken Heart (Studio Outtake))スタジオ音源。映画『ファット・ボーイズの突撃ヘルパー』(Disorderlies)劇中歌
7.「ネヴァー・セイ・グッドバイ(ライヴ)」(Never Say Goodbye (Live Acoustic Version))アコースティック・ライヴ・バージョン
閉じる

『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ+ライヴ・トラックス』(Wild In The Streets+Live Tracks

さらに見る #, タイトル ...
#タイトル作詞作曲・編曲
11.「禁じられた愛(ライヴ)」(You Give Love A Bad Name (live))
12.「リヴィン・オン・ア・プレイヤー(ライヴ)」(Livin' On A Prayer (Live))
13.「ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ(ライヴ)」(Wanted Dead Or Alive (Live))
閉じる

タイアップ

禁じられた愛(You Give Love A Bad Name)

リヴィン・オン・ア・プレイヤー(Livin' On A Prayer)

ウォンテッド・デッド・オア・アライヴ(Wanted Dead Or Alive)

エピソード

「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」(Livin' On A Prayer)に関して、当初は楽曲の出来をジョンが気に入っておらずアルバム収録を見送ろうとしたが、リッチー・サンボラ(Richie Sambora)はヒットすると感じており、再レコーディングしてアルバム収録することになったという。なお、再レコーディング前の同曲のデモ音源が、ボックス・セットザ・プレミア・コレクション 〜100,000,000 ボン・ジョヴィ・ファンズ・キャント・ビー・ロング』DISC4の隠しトラックとして収録されている。

脚注

外部リンク

Wikiwand in your browser!

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.

Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.

Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.