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FOMA N900iG(フォーマ・エヌ きゅう まる まる アイ・ジー)は、NECによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話 (FOMA) 端末製品である。
キャリア | NTTドコモ |
---|---|
製造 | 日本電気 |
発売日 | 2004年12月25日 |
概要 | |
音声通信方式 | FOMA(W-CDMA)、GSM (900MHz、1800MHz、1900MHz、2GHz) |
形状 | 折りたたみ式 |
サイズ | 103 × 50 × 28 mm |
質量 | 132 g |
連続通話時間 | 約105分(音声電話時) 約70分(テレビ電話時) |
連続待受時間 | 約150時間(静止時) 約110時間(移動時) |
外部メモリ | miniSD (128MBまで) |
赤外線通信機能 | あり |
Bluetooth | なし |
ワンセグ | なし |
メインディスプレイ | |
方式 | TFT液晶 |
解像度 | QVGA (240×320ドット) |
サイズ | 2.2インチ |
表示色数 | 約6万色 |
サブディスプレイ | |
方式 | TFT液晶 |
解像度 | 120×90ドット |
サイズ | 1.0インチ |
表示色数 | 約6万色 |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約124万画素νMaicovicon |
機能 | - |
サブカメラ | |
画素数・方式 | 約10万画素CMOS |
機能 | - |
カラーバリエーション | |
オーシャンブルー | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
N900iGは、N900iをベースにGSM、GPRS、W-CDMAといった海外の通信方式に対応させた折りたたみ式端末。国際ローミングサービス WORLD WING を利用できる。
初代ハイエンドFOMAであるN900iには N900iS、N900iL といった派生製品が存在するが、それらとは外観上の相違点が多い。形状は折りたたみ式であるが、アークラインではない。背面のカメラは124万画素 νMaicovicon を採用し、ヒンジ部分近くに配置。松下電器産業が開発したνMaicoviconを搭載した初のモデルとなった。サブディスプレイは N901iS 相当の1インチTFT液晶を搭載する。カラーバリエーションはオーシャンブルーの一種類のみ。青と銀とのツートンカラーである。
国内はもちろん、外国でもFOMAのサービスがそのまま利用できる、ハイエンド(9シリーズ)初の国際ローミング対応端末である。ただし9シリーズすら初期のため待ち受け時間がたいして長くなかったうえ、国際ローミングにも対応させたことから連続待受時間が150時間と非常に短い。これに続くNTTドコモ(以下 ドコモ)の国際ローミング対応端末がしばらく販売されなかったこともあり、長きにわたって販売された。また、WORLD WING用レンタル機としても広く導入され、多くの海外渡航者に利用された。2006年にはSIMPUREシリーズやM702iG、N902iS(GSMには非対応)といったローミング対応端末が続々とリリースされ、N900iGはレンタルサービス低下で退役し2008年6月には、N705iに置き換えられる。
しばらくの間は、9シリーズでのGSMの国際ローミングに対応している端末は本機のみであったが、2007年に登場したN905iをはじめとする905iシリーズの登場によりその役割を終える事となった。
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