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女性向けファッション雑誌 ウィキペディアから
『marie claire』(マリ・クレール)は、フランスで創刊され、現在は各国語で出版されている月刊ファッション雑誌。事業としてはアシェット・フィリパッキ・メディアが保有する。
同名のファッションブランドも存在する。
日本版は1982年7月から中央公論社により発売され、角川書店→アシェット婦人画報社と出版元の変更を経て、2009年7月まで発売されていた。毎月28日発売。
1980年代後半の安原顯が副編集長だった時代に、女性ファッション雑誌の枠を逸脱したハイ・カルチャー誌であったことでも知られる。ジョン・アーヴィングの『熊を放つ』第1章(1984年7月号 - 1985年4月号)、ポール・セローの「コルシカ島の冒険」(1986年12月号)、レイモンド・カーヴァーの「轡」(1989年5月号)、同「使い走り」(1989年12月号)、同「でぶ」(1990年8月号)、村上春樹の「パン屋再襲撃」(1985年8月号)などを掲載した。1985年には三菱・ミラージュのCMに携わった。
2012年7月、最初の版元だった中央公論新社から再刊された[1][2]。ただし、一般向けには発売されず、読売新聞購読者向けの会員誌とされ、毎月最終木曜、数か月に一度第2木曜(10日 - 16日にあたる場合)朝刊の別冊付録として首都圏の一般購読者に配布されている。
月刊誌でないこともあって、月号は定められず、「vol.-- No.--」のように表される。再刊第1号にあたる「vol.01 No.01」号の発売日は、付属した朝刊の発売日にあたる2012年7月26日とされている。
2021年4月、読売新聞東京本社が、中央公論新社からマリ・クレール事業の移管を受け、「marie claire(マリ・クレール)」に名称を変更した。 「人々の生活に、より豊かさをもたらすメディア」を目指すとして、これまでのファッション・ビューティーのトレンドに加え、インテリアやフード、旅、クルマなど、女性の生活を彩るためのコンテンツを拡充。海外の最新トレンド情報を充実させ、デザインも一新した。
ウェブサイトも刷新し、2021年6月に「marie claire digital」を開設した。本誌記事のほか、海外版の翻訳記事やウェブ独自の記事コンテンツを掲載。インスタグラムなどのSNSも活用し、すべての女性にmarie claire の世界観とそのコンテンツを届けるメディアになるとしている。
現在、以下の国・地域で刊行されている。
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