LDAC

ソニーによって開発されたBluetooth経由のワイヤレスオーディオ向けの音声圧縮コーデック ウィキペディアから

LDAC

LDAC (エルダック[1]) は、ソニーによって開発された音声圧縮コーデックである。Bluetooth接続によるオーディオ再生時に使用され、ビットレートは990 kbit/s、サンプリング周波数は96 kHz、量子化ビット数は24 bitまでそれぞれ最大で対応している (所謂ハイレゾオーディオ)[2]。このコーデックはヘッドフォンスマートフォンDAPアクティブスピーカーホームシアターなどの様々なソニーの製品で採用されている。LDACは非可逆圧縮音声圧縮コーデックであり[3][4]MDCT (修正離散コサイン変換) に基づいた複合符号化体系を採用しており[5]、より効率的なデータ圧縮を実現している。このコーデックの主な競合相手はクアルコムaptX HDである。

概要 開発者, 種別 ...
LDAC
開発者ソニー
種別音声
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Android 8.0 Oreoから、LDACエンコーダー (libldac) がAndroid Open Source Project (AOSP) の一部となったので、全てのAndroid端末でこれを自由に統合することができる[6][7]

LDACのエンコーダーライブラリーフリーかつオープンソースなので、Linux向けにbluez-alsa[8]pulseaudio-modules-btなどにおいて既に実装されている。現時点で、これらはFedora 29以降において動作している[9][10]

脚注

関連項目

外部リンク

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