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Kbkg wz. 1960(ポーランド語: Karabinek-granatnik wzór 1960)は、ポーランドが自国製のAK-47アサルトライフルにライフルグレネードの発射能力を付与したものである。PMK-DGN-60とも表記される[1]。
銃口アダプター・空砲用マガジン・銃床パッドを装着し、ガスバルブを閉じた状態のwz. 1960 | |
Karabinek-granatnik wzór 1960 | |
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種類 | 軍用小銃 / 擲弾発射器 |
製造国 | ポーランド |
設計・製造 | ラドム社 |
仕様 | |
種別 | ライフルグレネード発射機構付アサルトライフル |
口径 | 7.62mm |
銃身長 | 415mm |
使用弾薬 | 7.62×39mm弾 / ライフルグレネード |
装弾数 | 30発 / 10発(空包用マガジン) |
作動方式 |
長ガス・ピストン式 回転ボルト閉鎖 セミオート/フルオート切替射撃 |
全長 | 1,075mm(ソケットアダプターを含む) |
重量 | 4.65kg |
発射速度 |
600発/分(7.62×39mm弾) 2発/分(ライフルグレネード) |
銃口初速 | 710m/秒(7.62×39mm弾) |
有効射程 | 300m |
歴史 | |
設計年 | 1960年 |
バリエーション | Kbkg wz. 1960/72 |
wz. 1960は基本的にポーランドで生産されたAK-47(PMK)そのものであるが、銃身とガスシリンダーを繋ぐガスブロックの右側面には手動式のバルブが設けられており、ライフルグレネードを発射する際にはバルブを閉じて発射ガスがガスシリンダーに流れ込まないようにすることができる[1]。換言すれば、この発射ガス遮断機構が無いAK-47はライフルグレネードを発射できない。wz. 1960のガスバルブはつまみに指をかけてひねることで操作され、つまみが水平位置にあると開通(通常射撃)、垂直位置にあると遮断(グレネード発射)となる。
銃床の肩パッドにはライフルグレネード発射時の衝撃を緩和するためのラバーパッドを装着可能となっているほか、銃本体のリアサイト基部左側面にライフルグレネード用の照準器を装着可能としている。フロントサイトにかぶせる形状のライフルグレネード用照準器も存在する。
ライフルグレネードを発射する際には、銃口部分のねじに専用のソケットアダプター(UNM wz. 1943/60)をねじ込むとともに、ライフルグレネード専用の空包を使用する必要がある。空砲は通常10連発の専用マガジンに装填されるが、安全のため、空砲用マガジンは実包を誤って装填することができない形状になっている。
1970年代には銃床をワンタッチで取り外すことができるKbkg wz. 1960/72も生産された。
Kbkg wz. 1960で運用されるライフルグレネードはすべてソケット式である。銃の先端部に装着されたソケットアダプターをグレネード底部に差し込んで装填し、専用の空包を使用して発射する。
wz. 1960で運用するライフルグレネードは以下の通り。
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