IPhone 15 Pro

2023年に発売されたAppleのスマートフォン ウィキペディアから

IPhone 15 Pro

iPhone 15 Pro/15 Pro Max(アイフォーン フィフティーン プロ/フィフティーン プロ マックス)は、Appleが開発・販売していたスマートフォンで、iPhone 14 Proに続く、第17世代目のハイエンドモデルである。2025年3月リリースのiOS 18.4から生成AIプラットフォームのApple Intelligenceベータ版で日本語も含めた多言語に対応してる[2]

概要 開発者, 製造者 ...
iPhone 15 Pro/15 Pro Max
Thumb
Thumb
Thumb
iPhone 15 Pro ナチュラルチタニウム
開発者 Apple
製造者 Foxconn
キャッチコピー 日本語: チタニウム。この強さ。この軽さ。これぞ、Pro。
英語: Titanium. So strong. So light. So Pro.
販売開始日 2023年9月22日 (19か月前) (2023-09-22)
販売終了日 2024年9月9日 (7か月前) (2024-09-09)
先代機 iPhone 14/14 Plus
iPhone 14 Pro/14 Pro Max
後継機 iPhone 16/16 Plus
iPhone 16 Pro/16 Pro Max
iPhone 16e
関連機種 iPhone 15/15 Plus
フォームファクタ スマートフォン
サイズ 【iPhone 15 Pro】
146.6 mm
70.6 mm
厚さ 8.25 mm
【iPhone 15 Pro Max】
159.9 mm
76.7 mm
厚さ 8.25 mm
重量 【iPhone 15 Pro】
187 g
【iPhone 15 Pro Max】
221 g
OS iOS 17.0 (21A327)(初期搭載)→iOS 18.4
SoC Apple A17 Pro
CPU 6コア(高性能x2コア+高効率x4コア)
GPU 6コア
メインメモリ 8GB
ストレージ 【Pro】128, 256, 512GB, 1TB
【Pro Max】256, 512GB, 1TB
入力方式 マルチタッチ静電容量方式タッチスクリーン
加速度計
A-GPS
S-GPS
マイクロフォン
近接センサー
押しボタン
ディスプレイ 【iPhone 15 Pro】
6.1インチ
2556 x 1179ピクセル 460 ppi
Super Retina XDRディスプレイ
【iPhone 15 Pro Max】
6.7インチ
2796 x 1290ピクセル 460 ppi
Super Retina XDRディスプレイ
背面カメラ 12MP/F2.2カメラ(広角)
48MP/F1.78(メイン)
12MP/F2.8(望遠)
【Pro Max】5倍の光学ズームイン
【Pro】3倍の光学ズームイン
2倍の光学ズームアウト
【Pro】最大6倍のズームレンジ
【Pro Max】最大10倍のズームレンジ
【Pro】最大15倍のデジタルズーム
【Pro Max】最大25倍のデジタルズーム
4K60fpsビデオ撮影
1080p240fpsスローモーションビデオ撮影
ポートレートモード
前面カメラ 12MP/F1.9カメラ
4K60fpsビデオ撮影
1080p120fpsスローモーションビデオ撮影
ポートレートモード
ナイトモード
サウンド ステレオスピーカー
接続 USB-C(USB 3.2 Gen2)・LAA対応4GEVS-SWB)・5G(Sub6)
Wi‑Fi 6E
Bluetooth 5.3
その他 Snapdragon X70(通信モデムチップ)[1]
補聴器との両立 M3, T4
ウェブサイト iPhone 15 Pro - 技術仕様
iPhone 15 Pro Max- 技術仕様
閉じる

概要

2023年9月13日午前2時(日本時間)に開催されたApple Special Eventで発表された[3]

予約注文は2023年9月15日21時(日本時間)から開始、Apple Storeをはじめとして、通信事業者大手のNTTドコモauKDDI沖縄セルラー電話連合)、ソフトバンク楽天モバイルのMNO 4社から、iPhone 15 Proと15 Pro MaxはiPhone 15と同時に2023年9月22日(日本時間)に発売された。[4]

価格は、iPhone 15 Pro(128GBモデル)でUS$ 999/159,800円(税込)〔Apple Store価格〕から。

2024年9月10日にiPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Maxの発表に伴い、Apple Storeでの販売を終了した。

デザイン

「iPhone 15 Pro」では、iPhoneとして初めて外装のフレーム部分にチタン合金が採用された。チタンは強度重量比が最も高い金属のひとつであり、航空宇宙産業レベルのグレード 5 チタニウム合金PVDコーティング[5])と、内部に100%再生アルミニウム合金の熱機械的処理と固体拡散による接合を採用したことによって大幅な軽量化を実現した[6]。先代のiPhone 14 Pro/Pro Maxが206g/240gであるのに対し、iPhone 15 Pro/Pro Maxは187g/221gとなっている[7]。また、側面がなだらかにカーブ状に加工されており、手にフィットする形状である[8]

さらに見る カラー, カラーネーム ...
カラーカラーネーム
ナチュラルチタニウム
ブルーチタニウム
ホワイトチタニウム
ブラックチタニウム
閉じる

仕様

要約
視点

iPhone 15 Proシリーズからの新機能

5倍望遠レンズ

iPhone 15 Pro Maxでは初めてテトラプリズムを採用した5倍望遠レンズを搭載している[9]

空間ビデオ・写真撮影

超広角カメラとメインカメラを同時利用し、Apple Vision Pro向けの3D動画及び画像を撮影することができる[9]

アクションボタン

「着信/消音」ボタンが廃止され、新たに「アクションボタン」が採用された。消音への切り替えだけでなく、カメラやフラッシュライト、ボイスメモの起動など、ショートカットの用途で活用でき、カスタマイズできる[7]

USB-Cコネクタ

iPhone 15シリーズとともにLightningコネクタが廃止され、iPhoneシリーズで初めてUSB-Cコネクタが採用された。iPhone 15シリーズがUSB 2(最大480Mbps)まで対応しているのに対し、iPhone 15 ProシリーズはA17 Proに内蔵されたUSB 3コントローラにより最大10Gbps(USB 3.2 Gen2 SuperSpeed+)に対応している[10]。最大4.5Wでの給電にも対応する[11]

A17 Pro チップ

業界初の3nmテクノロジーを採用し、CPU 6コア、GPU 6コアのA17 Proチップを搭載している。また、ハードウェア・アクセラレーテッド・レイトレーシングを初めて採用しており、ソフトウェアベースのレイトレーシングよりも最大4倍高速になっている[12]

カメラ

メイン4,800万画素+超広角1,200万画素+望遠1,200万画素のトリプルカメラ構成に加えて、光学ズームはiPhone 15 Proでは3倍、iPhone 15 Pro Maxでは5倍に対応、デジタルズームはiPhone 15 Proでは最大15倍、iPhone 15 Pro Maxでは25倍に対応している。マクロ撮影(被写体に2センチほど近づけば自動的に超広角カメラに切り替わりマクロ撮影が可能)、ナイトモード(暗い場所でも明るく写真に収める)、Apple ProRAWなども搭載。動画においては、4K 60fpsの動画撮影に対応し、非常に高精細な動画が撮影可能。またLogビデオ撮影やマクロビデオ撮影などにも対応している。

充電

充電はUSB-PDで20W以上のアダプタを使用して急速充電(最大27W[11])を行った場合、iPhone 15 Proは30分で、iPhone 15 Pro Maxは35分で、50%充電することが可能。 無線充電は、Qi2MagSafeによる最大15Wの給電に対応している。

防水・防塵

IEC規格60529にもとづくIP68等級に適合した防水防塵性能を備えている。(最大水深6メートルで最大30分間)。

5G対応と通信速度

4x4 MIMOを使用したLAA対応ギガビットLTE5G Sub-6, 5G SAに対応しており、高速通信が可能になっている。

5G NR

ドコモでは受信最大4.2Gbps/送信最大218Mbpsと発表されている[13]KDDIでは受信最大4.1Gbps/送信最大218Mbpsと発表されている。ソフトバンクでは受信最大2.6Gbps/送信最大159Mbpsに留まる[14]。いずれもiPhone 14 Pro/14 Pro Maxとほとんど変わっていないが、新型モデムSnapdragon X70採用により実効速度が上がったことが判明している[15]

5G NRの対応周波数: n1 (2100MHz)・n2 (1900MHz)・n3 (1800MHz)・n5 (850MHz)・n7 (2600MHz)・n8 (900MHz)・n12 (700MHz) ・n14 (700MHz) ・n20 (800DD)・n25 (1900MHz)・n26 (850MHz)・n28 (700APT)・n29 (700Lower SMH)・n30 (2300WCS)・n38 (TD2600)・n40 (TD2300)・n41 (TD2500)・n48(TDD3500)・n53(TDD2400)・n66 (AWS-3)・n70(FDD2000)・n71 (600 MHz)・n75 (1500MHz)・n76 (1500MHz)・n77 (TD3700)・n78 (TD3500)・n79 (TD4700)

※太字は新たに加わったバンド。

※斜体は、日本国内で対応するsub-6GHz帯。

iOS 17.6以降では、Appleと米Globalstarとの提携による衛星通信n53(2.4GHz帯)の電波による緊急SOSに対応している[16]

4G

ドコモでは受信最大1.7Gbps/送信最大131.3Mbpsと発表されている。ソフトバンクでは受信最大838Mbps/送信最大46Mbpsに留まる。

  • FDD-LTE:バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、14、17、18、19、20、21、25、26、28、29、30、32、66、71
  • TD-LTE:バンド34、38、39、40、41、42、46、48、53

画像

iPhoneのモデルのタイムライン

iPhone 16 ProiPhone 16 ProiPhone 16iPhone 16iPhone 16eiPhone 15 ProiPhone 15 ProiPhone 15iPhone 15iPhone 14 ProiPhone 14 ProiPhone 14iPhone 14iPhone 13 ProiPhone 13 ProiPhone 13iPhone 13iPhone SE (第3世代)iPhone 12 ProiPhone 12 ProiPhone 12 MiniiPhone 12iPhone 11 ProiPhone 11 ProiPhone SE (第2世代)iPhone XSiPhone XSiPhone XiPhone 11iPhone XRiPhone 8iPhone 8iPhone SE (第1世代)iPhone 7iPhone 7iPhone 6SiPhone 6SiPhone 6iPhone 6iPhone 5CiPhone 5iPhone 5SiPhone 4SiPhone 4iPhone 3GSiPhone 3GiPhone (初代)
出典: Apple Newsroom Archive[17]

その他

  • Yat-Kha - iPhone 15 ProのTVCM曲として、"Karangailyg Kara Hovaa (Dyngyldai)"が使われた。

脚注

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.