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Appleのスマートフォン ウィキペディアから
iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxは、Appleが設計・開発したスマートフォンである。2020年10月13日(現地時間)に発表されたiPhoneのことである。iPhone 12・12 miniと同時に発表され[7]、12 Proは10月23日に発売された[8]。2021年9月14日(現地時間)のiPhone 13 Proシリーズの発表に伴い、店頭在庫限りで販売を終了した[9]。
iPhone 12 Proゴールド | |
ブランド | Apple |
---|---|
キャッチコピー |
英語: It's a leap year. 日本語: 飛ぶように、つぎの次元へ。 |
販売開始日 |
12 Pro 2020年10月23日[1] 12 Pro Max 2020年11月13日[1] |
販売終了日 | 2021年9月14日 |
先代機 | iPhone 11 Pro/11 Pro Max |
後継機 | iPhone 13 Pro/13 Pro Max |
関連機種 | iPhone 12/12 mini |
フォームファクタ | スマートフォン |
形状 | スレート |
サイズ |
12 Pro[2] 縦: 146.7 mm (5.78 in) 横: 71.5 mm (2.81 in) 厚さ: 7.4 mm (0.29 in) 12 Pro Max[2] 縦: 160.8 mm (6.33 in) 横: 78.1 mm (3.07 in) 厚さ: 7.4 mm (0.29 in) |
重量 |
12 Pro 187 g (6.6 oz)[2] 12 Pro Max 226 g (8.0 oz)[2] |
OS | iOS 14.1(初期搭載)→iOS 18.0 |
SoC | A14 Bionic[3] |
CPU | 高パフォーマンス2コア(Firestorm)+ 省電力4コア(Icestorm) |
GPU | Appleデザイン4コア |
メインメモリ | 6GB[4] |
ストレージ | 128・256・512GB[5] |
入力方式 | マルチタッチ静電容量方式タッチパネル・音声 |
ディスプレイ |
12 Pro 6.1インチ[3] 2532×1170ピクセル 460ppi[6] 12 Pro Max 6.7インチ[3] 2778×1284ピクセル 458ppi[2] 両モデル Super Retina XDR・触感タッチ・広色域(DCI-P3)・True Tone・HDRディスプレイ・最大輝度800ニト(標準)[2]max. brightness(typical)[要出典]・HDRディスプレイ・最大輝度1,200ニト(HDR)[2] |
接続 | 2G・3G・LAA対応4G(EVS-SWB)・5G・Wi‑Fi 6(802.11ax)・Bluetooth 5.0 |
比吸収率 |
頭 0.98 W/kg 体 0.99 W/kg |
補聴器との両立 | T3, M4 |
ウェブサイト |
support |
iPhone 12 Pro/12 Pro Maxは、iPhone 11 Proなどにあった丸みを帯びたデザインから、フラットなデザインへと変更されている。外枠には、医療機器と同じグレードの光沢処理されたステンレス鋼が採用されている[10]。2018年以降のiPad Proや第4世代のiPad Airと同様に、iPhone X以来の大幅な再設計となっている。ノッチのサイズは以前のiPhoneモデルよりも僅かに小型化されている。
iPhone 12 Pro/12 Pro Maxのカラーはシルバー、グラファイト、ゴールド、パシフィックブルーの4色である。
iPhone 12 Proは、6.1インチの、Pro Maxは6.7インチのOLED,Super Retina XDRディスプレイ(最大輝度800ニト(標準)、最大輝度1,200ニト(HDR))が搭載されている。
表面のガラスは2.5Dからフラットへ戻り、ゴリラガラスで知られるコーニングが開発したCeramic Shieldで、iPhone 12 Pro・12 Pro Maxは、これまでよりも4倍の落下耐性強度のある[11]。
TrueDepthカメラは1200万画素となっており、赤外線センサーを備えFace IDに利用される[12]。iPhone 11シリーズ以降から搭載されたナイトモードに対応し、4Kビデオ撮影(最大60fps)が可能である[13]。
カメラにはiPhone 11 Pro/11 Pro Max同様に超広角・広角・望遠の3つのカメラが搭載されており、iPhone 12 Proは4倍ズームに対応している[14]。iPhone 12 Pro Maxのみより大きな1.7μ(ミクロン)センサーで1眼レフと同じような高精度のセンサーシフト式手ブレ補正を行う(広角カメラのみ)。望遠は65mmである為、5倍ズームに対応している[14][15]。
またLIDARにはToFセンサーが採用され、ARに用いられる他、暗い場所での撮影時にオートフォーカス速度が6倍に高速化された[16][7]。またこれを活用したナイトモードポートレート(広角カメラのみ)も撮影可能になった。
日本国内では最大下り3.5Gbps(理論値)を実現する[17]。米国内ではミリ波(n260(39GHz)・n261(28GHz))に対応する[18]為、下り4Gbps/上り200Mbpsが最大速度(理論値)となる[17]。
ドコモでは受信最大3.4Gbps/送信最大218Mbps[19]、KDDIでは受信最大3.4Gbps/送信最大183Mbps[20]と発表されている。ソフトバンクでは受信最大2.4Gbps/送信最大110Mbpsに留まる[21]。
5Gの対応周波数: n1 (2100MHz)・n2 (1900MHz)・n3 (1800MHz)・n5 (850MHz)・n7 (2600MHz)・n8 (900MHz)・n12 (700MHz) ・n20 (800DD)・n25 (1900MHz)・n28 (700APT)・n38 (TD2600)・n40 (TD2300)・n41 (TD2500)・n66 (AWS-3)・n71 (600 MHz)・n77 (TD3700)・n78 (TD3500)・n79 (TD4700)[13]。
※太字は、日本国内で対応するsub-6GHz帯[22]。
ドコモでは受信最大1.7Gbps/送信最大131.3Mbps[23]。KDDIでは受信最大1Gbps/112.5Mbps[20]。ソフトバンクでは受信最大838Mbps/送信最大46Mbpsに留まる[21]。
iPhone 12 Pro/Pro MaxにはUSB-PD準拠の電源アダプタで急速充電が出来るApple USB-C - Lightningケーブルが添付されている (電源アダプタはオプション) 。急速充電を行うと30分で50%まで充電できるが、20W以上のApple USB-C電源アダプタを使用しても20W電源アダプタと同じ出力になる[13]。iMacのUSB-Cポートでは15Wでの急速充電が出来る他、MacのUSB Type-AポートでもUSB-PDより遅い10Wで急速充電ができる。
また、オプションのMagSafeにより、15Wでの急速ワイヤレス充電が可能である[13][24]。Qiでは7.5Wでの充電に対応している[13]ほか、iOS 17.4以降ではQi2での15W急速充電にも対応している[25]。
iPhone 12シリーズでは電源アダプタ・EarPodsが付属されていない[26]。Appleはこれに関して、パッケージを小さくできることで輸送できる量が増え、結果45万台分のトラックを減らすことができ、計200万トンの二酸化炭素削減に貢献できるとしている[26]。
これに合わせ、今後販売されるiPhone XR、iPhone 11、iPhone SE (第2世代)(2022年でいずれもApple Storeでの販売を終了した)でも同様の措置がとられている[27][28]。
2020年10月から2021年4月までの間に製造されたiPhone 12 Proの一部にレシーバモジュールの故障により、音の問題が起きる可能性があることが判明し、2021年8月27日から修理サービスプログラムが開始された。電話利用時にレシーバから音が出ない場合は、本プログラムの対象になる可能性がある。対象かどうかはApple正規サービスプロバイダで実機検査を受ける必要がある。期間は購入日より2年となる。
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