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ESET Smart Security(イーセットスマートセキュリティ)とは、スロバキアに本社を持つESET社が開発したインターネットセキュリティスイート。ESET(イーセット)とは、エジプト神話の女神「イシス」のスロバキア語に由来して名付けられた。
日本でのパッケージ・ダウンロード版・法人向けの販売・サポートはキヤノンITソリューションズが担当。
ESET Internet SecurityはESET社が開発したNOD32アンチウイルスの上位版である。NOD32アンチウイルスにパーソナルファイアウォールや迷惑メール対策などの機能を追加して、2007年(平成19年)11月に発売された。
日本で大きなシェアを占めるノートンライフロック社やトレンドマイクロ社のアンチウイルスソフトと比較して、プログラムサイズや定義ファイルが軽量コンパクトで動作が速いなどの特徴を持つ。東京大学 情報基盤センター・鹿児島大学・日本大学生産工学部・国立天文台をはじめ、病院・教育施設・研究機関・官庁・地方自治体などで幅広く導入されている[1]。なお、日本大学生産工学部では2002年(平成14年)、1年をかけて[2]キヤノンITソリューソンズと実証実験を行い、ヒューリスティックス機能の有効性により2005年(平成17年)から採用された。
2005年(平成17年)に発生した価格.comのWebサイトが一部改ざんされコンピュータウイルス(トロイの木馬型)を2種類仕掛けられた事件では、1種類を既知ウイルスとしてパターンマッチングで、もう1種類を未知ウイルスとしてヒューリスティック機能で、NOD32だけが両方のウイルスを検知して遮断したことで、その名が知られるようになった[3]。
Windows Server 2008 R2等のサーバOSや、Windows XP x64 発売から程なくして64ビット版Windowsにも対応。また、ユーザインタフェースがやや独特で設定も詳細に指定可能である。
1987年にアンチウイルスソフトNOD32アンチウイルスの初期版を開発し、1990年にオーストリアでNOD32アンチウイルス個人向け製品版を販売開始した。その後、既知パソコンウイルスの検出に加えて未知の新種パソコンウイルスを検知する技術「ヒューリスティック機能」を搭載した。2007年(平成19年)11月より、NOD32アンチウイルスからパーソナルファイアウォールや迷惑メール対策・ペアレンタルコントロール・ゲームモードを搭載したESET Smart Security製品版を販売している。
2016年12月リリースのV10.0より、搭載プログラムの名称がESET Smart Security(イーセット スマート セキュリティ)からESET Internet Security(イーセット インターネット セキュリティ)に変更され、上位版としてESET Smart Security Premiumが追加された[4][5]。
2019年2月にラインアップが変更となり、ESET Smart Security PremiumはESET スマート セキュリティ プレミアムに名称が変更された個人向け製品の製品ラインアップ変更について。
V5.0以降
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