Docomo SMART series

ウィキペディアから

docomo SMART series(ドコモ スマート シリーズ)は、2008年11月に発表された株式会社NTTドコモFOMA式携帯電話型番のコンセプトのひとつで、上質感のあるデザイン及びビジネスツールとして役立つ機能を主とした携帯電話のシリーズのことである。

同時期に発表されたコンセプトには、他にdocomo PRIME seriesdocomo STYLE seriesdocomo PRO seriesがある。

概要

これまでのNTTドコモでは、ソフトバンクモバイル2006年から導入してきた705SCなどの薄型端末に対抗し、2007年春モデルからP703iμN703iμといった、端末型番末尾に「iμ(アイ ミュー)」をつけた薄型端末を導入してきた。2008年冬モデルからの新シリーズ化により、主に従来の「iμ」シリーズを引き継いだものとして、このシリーズが登場した。

シリーズ発表時に4機種発売され、以降は1シーズンに2種類ずつ新機種が発表されていた。晩年は機能面やデザイン面においてSTYLEやPRIMEと重複する機種も多く、2011年夏モデルを最後に廃止された。

また、日本における「スマート」という言葉から「薄型・軽量」というコンセプトに対するイメージはあるが[注 1]、あくまでも「ビジネスツールとして役立つ機能」の一部として「薄型・軽量」があげられており、決して「薄型・軽量」を第一に追求したシリーズという訳ではない[1]

さらに、SMARTと書かれているが、当シリーズにスマートフォンの機種はなく、スマートフォンのラインナップがあるのは「PRO」と「ドコモ スマートフォン」のみである。

コンセプトカラーはスマートパープル。メディア広告(テレビCM等)でのキャラクターは、堤真一が起用されていた(2010年4月まで)。

2011年夏モデルを最後に「docomo SMART series」の廃止を発表。2011年冬モデル以降、従来の「SMART」に相当する端末は「STYLE」で発売される。

機種

さらに見る 機種, 個別ブランド ...
機種個別ブランド発売日メーカ備考
2008年-2009年冬モデル
N-04A NEW amadana ケータイ2009年1月24日日本電気
F-04A スリムワンセグケータイ2009年2月6日富士通防水
P-04A Extreme Slimワンセグケータイ2009年2月10日パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
P-05A カメラレスExtreme Slim
ワンセグケータイ
2009年2月27日P-04Aのカメラなしバージョン
2009年夏モデル[2]
N-09A エグゼクティブスリムケータイ2009年6月18日日本電気
P-09A スマートケータイ2009年6月19日パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
2009年冬-2010年春モデル
F-03B スリム防水ケータイ2009年12月4日富士通防水
P-03B スリムケータイ2010年2月18日パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
HSUPA(2Mbps)対応
2010年夏モデル
N-07B amadanaケータイ2010年6月17日NECカシオ モバイル
コミュニケーションズ

(NECブランド)
HSUPA対応
SH-09B 知的スリムケータイ2010年7月28日シャープ
2010年冬-2011年春モデル
P-01C 10.4mmスリムケータイ2010年11月17日パナソニックモバイル
コミュニケーションズ
HSUPA対応
F-03C ツインスタイル×上質スリム防水2010年11月27日富士通東芝 モバイル
コミュニケーションズ

(富士通ブランド)
HSUPA対応
2011年夏モデル
N-05C 高感度「瞬撮」カメラ×防水スライド2011年6月25日NECカシオ モバイル
コミュニケーションズ
(NECブランド)
無線LAN、HSUPA対応
F-11C メタルエッジ×艶・スリム防水2011年6月30日富士通東芝モバイル
コミュニケーションズ
(富士通ブランド)
閉じる

脚注

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.