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日本の連載漫画 ウィキペディアから
『ALGO!』(アルゴ)は、荻野真による日本の漫画。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)において、1989年45号から1990年37号まで連載された。全33話。単行本全3巻。コンピューターの中に存在するとされる別世界をテーマとしたSF漫画である。
荻野が当時『ヤングジャンプ』に連載中だった『孔雀王』をしばらく休載するために描かれた作品。当時の荻野は家庭用ゲーム機に満足できず、ファミリーコンピュータの改造やゲーム基板の収集のために秋葉原の電気街に頻繁に通っていたことから、これらのアイディアを盛り込むことで時代を先取りできる新しい作品として、本作品を発案した[1]。
しかしまだ一般家庭にパソコンが普及しておらず、パソコンに触れたこともない読者の多かった時代において、本作品はなかなか受け入れられず、意味がわからない、横文字の連発になじめないといった数々の悪評に遭い、連載開始から1年を待たずして編集部から『孔雀王』の再開を命じられ、本作は終了を迎えた[1]。
連載終了から半年後には、「某T谷プロ」から本作と酷似したアニメ作品やドラマが発表されていることから、荻野は自分の狙いはさほど悪くなかったと語っている[1]。
主人公・基町走太郎ことランは、秋葉原の馴染みの店で奇妙なゲーム基板を発見し、その基板から「ALGO」という謎のメッセージを受け取った。それ以来ランと幼馴染みの理沙は、基板を狙う謎の刺客たちに追われるようになる。基板の中にいた異形の騎士「アルゴ」により危機を脱したランたちはやがて、コンピューターの向こう側にある別世界「電脳世界」の存在、そしてその世界により自分たちの世界が侵略されつつある事実を知る。
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