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IT系ニュースサイト ウィキペディアから
ITmedia(アイティメディア)は、ソフトバンクグループ傘下のアイティメディア株式会社(英: ITmedia Inc.[3])、および同社が運営するIT系ニュースサイトである。 アイティメディア株式会社は、ソフトバンクグループ子会社で出版・ブロードバンドコンテンツ等のメディアやマーケティング事業を統括する純粋持株会社「SBメディアホールディングス」の傘下にある。
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査等委員会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | ITmedia |
本社所在地 |
紀尾井町ビル 北緯35度40分56.0秒 東経139度44分13.0秒 |
設立 | 1999年12月28日(ソフトバンク・ジーディーネット株式会社として設立) |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 1010001092299 |
事業内容 | インターネット・メディア事業 |
代表者 | 代表取締役社長 大槻利樹 |
資本金 |
18億2500万円 (2022年3月31日現在)[2] |
発行済株式総数 |
2053万2600株 (2021年3月31日現在)[2] |
売上高 |
連結: 68億9122万3000円 単独: 66億5201万5000円 (2021年3月期)[2] |
営業利益 |
連結: 20億2215万5000円 単独: 19億6523万4000円 (2021年3月期)[2] |
経常利益 |
単独: 19億6619万2000円 (2021年3月期)[2] |
純利益 |
連結: 12億5505万7000円 単独: 10億7282万5000円 (2021年3月期)[2] |
純資産 |
連結: 71億1733万0000円 単独: 67億8038万2000円 (2021年3月31日現在)[2] |
総資産 |
連結: 90億7448万7000円 単独: 85億7208万2000円 (2021年3月31日現在)[2] |
従業員数 |
連結: 281人 (2022年3月31日現在)[2] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任監査法人トーマツ[2] |
主要株主 |
SBメディアホールディングス 52.47% 日本カストディ銀行(信託口) 4.20% 日本カストディ銀行(信託口9) 3.66% 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 2.00% 新野淳一 1.84% 日本カストディ銀行(証券投資信託口) 1.74% MSCO CUSTOMER SECURITIES 1.66% 大槻利樹 1.37% BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) 1.17% JP MORGAN CHASE BANK 385632 1.08% (2021年3月31日現在)[2] |
主要子会社 |
発注ナビ株式会社 100.0% 有限会社ネットビジョン 100.0% |
外部リンク | https://corp.itmedia.co.jp/ |
特記事項:連結経営指標は国際会計基準のため、売上高は売上収益、純利益は当期利益、純資産は資本合計、総資産は負債及び資本合計。 |
前身は1997年9月1日にソフトバンク出版事業部とZiff-Davisが共同で開設した「ZDNet JAPAN」で、当時ソフトバンク傘下の米国Ziff Davisが運営するIT系ニュースサイト「ZDNet」の日本語版であった[4]。 しかし2000年にZiff-DavisがCNET Networksに売却され[5]、CNET傘下となった。これに伴いZDNet Japanは、ライセンス契約の満了をもって閉鎖。これにより、旧ZDNet Japanは2004年1月8日にIT系ニュースサイト「ITmedia」として再スタートした[6]。なお現存するZDNet JAPANは、後に朝日インタラクティブによって新しく立ち上げられたものである。
運営会社もソフトバンク出版事業部(その後ソフトバンクパブリッシングを経て現在のSBクリエイティブ)の一部門として開始し、1999年にZiff Davisとの合弁で「ソフトバンク・ジーディーネット」を設立。2004年の改称・独立とともに社名も「ソフトバンク・アイティメディア」となった。その後、IT技術者向け情報サイト@IT(アットマーク・アイティ)を運営していた株式会社アットマーク・アイティと合併し、2005年3月1日に社名を現在の「アイティメディア」に変更した。2006年2月に出版社の株式会社メディアセレクトとの合併より同社の出版事業を継承し[7]、「月刊アイティセレクト[8]」「月刊サーバセレクト[9]」などの雑誌や書籍の発行を行っていた。その為、アイティメディアは、出版者記号「86147」 を保有している。
情報提供範囲は、IT関連のニュースだけでなく、エンタープライズ・パソコン・モバイル・ブロードバンド・デジタル家電・ゲームなど様々な分野を広範囲をサポートし、日本ではインプレス系のImpress WatchとともにIT系情報サイトの最大手となっている。特に海外ニュースに強みが有り、Ziff DavisやCNETをはじめ、ロイター、AP通信、ウォールストリート・ジャーナルなどからニュースや情報配信を受けている。また国内ではYahoo! JAPANの「Yahoo!ニュース」や読売新聞の「読売新聞オンライン」などの各種ニュースサイトに対してニュース配信を行っており、産経新聞系の新聞・ニュースサイトである産経新聞・夕刊フジ(ZAKZAK)・フジサンケイ ビジネスアイからのニュース提供、イザ!へのニュース配信も実施している。
2005年9月から10月にかけてサイト再編を実施、これまでITmediaで扱ってきた分野をエンタープライズ向け分野とコンシューマー向け分野にわけ、技術者向けの「@IT」とともに3分野体制で情報配信を行っている。また記者や執筆者によるブログも開設、積極的に記者・執筆者と読者との交流を図っている。ITmedia オルタナティブ・ブログは継続しているが、+Dブログは2006年終了。
ゲーム・エンターテイメント関連分野については、Ziff Davis社のゲーム情報サイト「GAMESPOT」の日本語版として開始、2003年3月からは「SOFTBANK GAMES」としてソフトバンクパブリッシングの直轄で運営されてきた。ソフトバンク パブリッシングの再編に伴い2004年末でSOFTBANK GAMESが終了、それをITmediaが引き継ぐ形で2005年からITmedia自体の運営による「ITmedia Games(後に+D Games)」として新たに開始、ゲーム及びそれに関連する記事を中心とした編成となり、2009年6月からは「+D」から離れ、zoomeとの共同運営による「ITmedia Gamez」にリニューアルし、プレイ動画やプロモーションビデオなどゲームに関連した動画も扱うようになったが、2011年3月末をもってゲーム・エンターテインメント関連を単独で扱うサイトは事実上終了し[10][11]、同年4月1日よりゲーム・エンターテイメント関連情報に加え、デジタルガジェットやトレンドを包括的に扱い集約する総合サイト「ITmedia ガジェット」を開設している。GAMESPOT JAPANもZDNetと同様、2007年4月にシーネットワークスジャパンが旧GAMESPOTとは無関係な形で再開していた。
SOFTBANK GAMESの一コンテンツとして2000年11月にオープンし、壁紙配布やオンライン小説・ウェブコミックの配信などを行っていた「GA Graphic」は2004年末のSOFTBANK GAMES終了時に一旦閉鎖した後、2005年5月にソフトバンクパブリッシングの直轄で萌え系・ホビー系のニュースサイトとして再開し、現在に至っている。
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