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2024年マイアミグランプリ(英: 2024 Miami Grand Prix、正式名称: Formula 1 Crypto.com Miami Grand Prix 2024)は、2024年のF1世界選手権第6戦として、2024年5月5日にマイアミ・インターナショナル・オートドロームで開催された。
レース詳細 | |||
---|---|---|---|
日程 | 2024年シーズン第6戦 | ||
決勝開催日 | 5月5日 | ||
開催地 |
マイアミ・インターナショナル・オートドローム アメリカ合衆国 フロリダ州マイアミガーデンズ | ||
コース長 | 5.412km | ||
レース距離 | 57周(308.326km) | ||
決勝日天候 | 晴(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1:27.241 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | オスカー・ピアストリ | ||
タイム | 1:30.634(43周目) | ||
決勝順位 | |||
優勝 |
| ||
2位 | |||
3位 |
※( )内は検知ポイント
ドライバーは前戦中国GPから変更なし。フェラーリはHPのタイトルスポンサー就任に伴い、チーム名を「スクーデリア・フェラーリ・HP」に変更した[6]。
チーム | No. | ドライバー | コンストラクター | シャシー | パワーユニット |
---|---|---|---|---|---|
オラクル・レッドブル・レーシング | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | RB20 | ホンダ・RBPTH002 |
11 | セルジオ・ペレス | ||||
メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | F1 W15 | メルセデス M15 E Performance |
44 | ルイス・ハミルトン | ||||
スクーデリア・フェラーリ・HP[6] | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | SF-24 | フェラーリ 066/12 |
55 | カルロス・サインツ | ||||
マクラーレン・フォーミュラワン・チーム | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン | MCL38 | メルセデス M15 E Performance |
4 | ランド・ノリス | ||||
アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワン・チーム | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・アラムコ | AMR24 | メルセデス M15 E Performance |
14 | フェルナンド・アロンソ | ||||
BWT・アルピーヌF1チーム | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ | A524 | ルノー E-Tech RE24 |
10 | ピエール・ガスリー | ||||
ウィリアムズ・レーシング | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ | FW46 | メルセデス M15 E Performance |
2 | ローガン・サージェント | ||||
ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム | 3 | ダニエル・リカルド | RB | VCARB 01 | ホンダ・RBPTH002 |
22 | 角田裕毅 | ||||
ステークF1チーム・キック・ザウバー | 77 | バルテリ・ボッタス | キック・ザウバー | C44 | フェラーリ 066/12 |
24 | 周冠宇 | ||||
マネーグラム・ハースF1チーム | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース | VF-24 | フェラーリ 066/12 |
27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ||||
出典: [7] |
2024年5月3日 16:30 EDT(UTC-4) (特記のない出典: [10])
マックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得し、FP1をほとんど走行できなかったシャルル・ルクレールが2番手に付けた。RB勢はダニエル・リカルドが4番手に入る健闘を見せた一方、チームメイトの角田裕毅はメルセデス勢らとともにSQ2敗退となった。
順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | SQ1 | SQ2 | SQ3 | Grid |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:28.194 | 1:28.001 | 1:27.641 | 1 |
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:28.537 | 1:27.977 | 1:27.749 | 2 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:28.681 | 1:27.865 | 1:27.876 | 3 |
4 | 3 | ダニエル・リカルド | RB-ホンダ・RBPT | 1:28.700 | 1:28.122 | 1:28.044 | 4 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:28.435 | 1:28.262 | 1:28.103 | 5 |
6 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン-メルセデス | 1:28.056 | 1:28.163 | 1:28.161 | 6 |
7 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:28.807 | 1:28.323 | 1:28.375 | 7 |
8 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:28.192 | 1:28.189 | 1:28.419 | 8 |
9 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン-メルセデス | 1:27.939 | 1:27.597 | 1:28.472 | 9 |
10 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース-フェラーリ | 1:29.040 | 1:28.330 | 1:28.476 | 10 |
11 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:28.387 | 1:28.343 | 11 | |
12 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:28.736 | 1:28.371 | 12 | |
13 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ-ルノー | 1:28.873 | 1:28.379 | 13 | |
14 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース-フェラーリ | 1:28.377 | 1:28.614 | 14 | |
15 | 22 | 角田裕毅 | RB-ホンダ・RBPT | 1:28.687 | No Time | 15 | |
16 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ-ルノー | 1:29.185 | 16 | ||
17 | 24 | 周冠宇 | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:29.267 | 17 | ||
18 | 77 | バルテリ・ボッタス | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:29.360 | 19 1 | ||
19 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ-メルセデス | 1:29.551 | 18 | ||
20 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ-メルセデス | 1:29.858 | PL 2 | ||
出典: [11][12][13] |
2024年5月4日 12:00 EDT(UTC-4) (特記のない出典: [18])
マックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンでスプリントを制した。以下6位までグリッド順と同じ並びとなったが、ダニエル・リカルドはオープニングラップでセルジオ・ペレスを抜いて一時3位を走行する好走を見せた。後に4位に落ちるも、巧みなディフェンスと抜きにくいコースである事が幸いしてその順位を死守、今季初にして5ポイントの大量得点を獲得した。
スタート直後にアストンマーティンの2台とランド・ノリス及びルイス・ハミルトンが接触し、ノリスとランス・ストロールがリタイアした。この多重事故によりセーフティカーが導入された。
リカルドのチームメイト・角田裕毅はソフトタイヤを選択し、オープニングラップで5つ順位を上げ、激しいバトルを繰り広げていたケビン・マグヌッセンとハミルトンの間隙を縫って両者の前に出て入賞圏内の8位に浮上する。最終ラップでハミルトンに抜かれたが、ハミルトンがセーフティカー走行中にピットレーン[注 2]で速度違反を犯していたことでドライブスルーペナルティ(レースタイムに20秒加算)の裁定がレース後に出されたことにより、角田は8位入賞。15位から8位にジャンプアップする大健闘により、リカルドと共にRBがダブル入賞を果たした。
マグヌッセンはハミルトンとのバトルの際に、3度もコース外に出てアドバンテージを得た件とトラックリミット違反により、僅か19周のレースで合計35秒ものタイムペナルティ[19]が科せられた。レース後にはFIAからペナルティポイント「3」も科され、合計ペナルティポイントは僅か6戦目にして8ポイントにまで膨れ上がった。マグヌッセンは一連の行為について、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグを7位に入賞させるのを手助けしたと語っている[19]。なお、レース後に「非スポーツマン的行為」についてスチュワードから召喚されたが、これについては不問とされた[20]。
順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-ホンダ・RBPT | 19 | 31:31.383 | 1 | 8 |
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 19 | +3.371 | 2 | 7 |
3 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル-ホンダ・RBPT | 19 | +5.095 | 3 | 6 |
4 | 3 | ダニエル・リカルド | RB-ホンダ・RBPT | 19 | +14.971 | 4 | 5 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 19 | +15.222 | 5 | 4 |
6 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン-メルセデス | 19 | +15.750 | 6 | 3 |
7 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース-フェラーリ | 19 | +22.054 | 10 | 2 |
8 | 22 | 角田裕毅 | RB-ホンダ・RBPT | 19 | +29.816 | 15 | 1 |
9 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ-ルノー | 19 | +31.880 | 16 | |
10 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ-メルセデス | 19 | +34.355 | 18 | |
11 | 24 | 周冠宇 | キック・ザウバー-フェラーリ | 19 | +35.078 | 17 | |
12 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 19 | +35.755 | 11 | |
13 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ-メルセデス | 19 | +36.086 | PL | |
14 | 77 | バルテリ・ボッタス | キック・ザウバー-フェラーリ | 19 | +36.892 | 19 | |
15 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ-ルノー | 19 | +37.740 | 13 | |
16 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 19 | +49.347 1 | 12 | |
17 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 19 | +59.409 | 8 | |
18 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース-フェラーリ | 19 | +1:06.303 2 | 14 | |
Ret | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1 | 接触 | 7 | |
Ret | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン-メルセデス | 0 | 接触 | 9 | |
出典: [21][13][22] |
2024年5月4日 16:00 EDT(UTC-4) (特記のない出典: [28])
マックス・フェルスタッペンが開幕から6戦連続となるポールポジションを獲得した。フェラーリ勢がフェルスタッペンに続き、セルジオ・ペレスが4番手となった。マクラーレン勢とメルセデス勢がこれに続くが、アストンマーティンは2台ともQ2で敗退した。
角田裕毅はQ3に進出して10番手を確保するが、チームメイトのダニエル・リカルドは18番手でQ1敗退を喫し、前戦中国GPで科せられたグリッド降格ペナルティにより最後尾グリッドからスタートする。
順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:27.689 | 1:27.566 | 1:27.241 | 1 |
2 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 1:28.081 | 1:27.533 | 1:27.382 | 2 |
3 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 1:27.937 | 1:27.941 | 1:27.455 | 3 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル-ホンダ・RBPT | 1:27.772 | 1:27.839 | 1:27.460 | 4 |
5 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン-メルセデス | 1:27.913 | 1:27.871 | 1:27.594 | 5 |
6 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン-メルセデス | 1:28.032 | 1:27.721 | 1:27.675 | 6 |
7 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 1:28.159 | 1:28.095 | 1:28.067 | 7 |
8 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 1:28.167 | 1:27.697 | 1:28.107 | 8 |
9 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース-フェラーリ | 1:28.383 | 1:28.200 | 1:28.146 | 9 |
10 | 22 | 角田裕毅 | RB-ホンダ・RBPT | 1:28.324 | 1:28.167 | 1:28.192 | 10 |
11 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:28.177 | 1:28.222 | 11 | |
12 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ-ルノー | 1:27.976 | 1:28.324 | 12 | |
13 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ-ルノー | 1:28.209 | 1:28.371 | 13 | |
14 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ-メルセデス | 1:28.343 | 1:28.413 | 14 | |
15 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 1:28.453 | 1:28.427 | 15 | |
16 | 77 | バルテリ・ボッタス | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:28.463 | 16 | ||
17 | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ-メルセデス | 1:28.487 | 17 | ||
18 | 3 | ダニエル・リカルド | RB-ホンダ・RBPT | 1:28.617 | 20 1 | ||
19 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース-フェラーリ | 1:28.619 | 18 | ||
20 | 24 | 周冠宇 | キック・ザウバー-フェラーリ | 1:28.824 | 19 | ||
107% time: 1:33.827 | |||||||
出典: [29][30][31] |
2024年5月5日 16:00 EDT(UTC-4) (特記のない出典: [34])
5番手スタートのランド・ノリスが110戦目の出走で初優勝を果たした。
順位 | No. | ドライバー | コンストラクター | 周回数 | タイム/リタイア原因 | Grid | Pts. |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | ランド・ノリス | マクラーレン-メルセデス | 57 | 1:30:49.876 | 5 | 25 |
2 | 1 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル-ホンダ・RBPT | 57 | +7.612 | 1 | 18 |
3 | 16 | シャルル・ルクレール | フェラーリ | 57 | +9.920 | 2 | 15 |
4 | 11 | セルジオ・ペレス | レッドブル-ホンダ・RBPT | 57 | +14.650 | 4 | 12 |
5 | 55 | カルロス・サインツ | フェラーリ | 57 | +16.407 1 | 3 | 10 |
6 | 44 | ルイス・ハミルトン | メルセデス | 57 | +16.585 | 8 | 8 |
7 | 22 | 角田裕毅 | RB-ホンダ・RBPT | 57 | +26.185 | 10 | 6 |
8 | 63 | ジョージ・ラッセル | メルセデス | 57 | +34.789 | 7 | 4 |
9 | 14 | フェルナンド・アロンソ | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 57 | +37.107 | 15 | 2 |
10 | 31 | エステバン・オコン | アルピーヌ-ルノー | 57 | +39.746 | 13 | 1 |
11 | 27 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ハース-フェラーリ | 57 | +40.789 | 9 | |
12 | 10 | ピエール・ガスリー | アルピーヌ-ルノー | 57 | +44.958 | 12 | |
13 | 81 | オスカー・ピアストリ | マクラーレン-メルセデス | 57 | +49.756 | 6 | |
14 | 24 | 周冠宇 | キック・ザウバー-フェラーリ | 57 | +49.979 | 19 | |
15 | 3 | ダニエル・リカルド | RB-ホンダ・RBPT | 57 | +50.956 | 20 | |
16 | 77 | バルテリ・ボッタス | キック・ザウバー-フェラーリ | 57 | +52.356 | 16 | |
17 | 18 | ランス・ストロール | アストンマーティン・アラムコ-メルセデス | 57 | +55.173 2 | 11 | |
18 | 23 | アレクサンダー・アルボン | ウィリアムズ-メルセデス | 57 | +1:16.091 | 14 | |
19 | 20 | ケビン・マグヌッセン | ハース-フェラーリ | 57 | +1:24.683 3 | 18 | |
Ret | 2 | ローガン・サージェント | ウィリアムズ-メルセデス | 27 | 接触 | 17 | |
ソース:[35][31][36] |
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