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日本の兵庫県川西市にあった能勢電鉄の駅 ウィキペディアから
黒川駅(くろかわえき)は、兵庫県川西市針田にあった能勢電鉄妙見の森ケーブルの駅である。標高237 mに位置した駅であった。
妙見の森ケーブルの麓側の駅であった。能勢電鉄妙見線の妙見口駅から1.4 kmほど離れており、徒歩で約20分またはバスで約5分を要する所に当駅があった。
2面1線であり、出口から見て左側が乗車兼降車用、右側が降車用である(ただし、現在は左側しか使わない)。
これまでに改装を経ているものの[1]、駅舎の躯体については、戦前の妙見鋼索鉄道当時の写真との比較でもうかがえるように[4]、旧・滝谷駅開業当時からのものが生かされている[5]。
改札口 | 乗車兼降車用 |
ケーブル山上方面へ | |
降車用 |
2021年(令和3年)の1日あたりの乗降人員は263人であった。2015年を境に乗降人員数は年々減少しており、特に2020年(令和2年)以降はコロナ禍による減少からの立ち直りが遅れていたことがうかがえる。
《表の出典:[6]》
年 | 乗降人員 |
---|---|
2011年 | 278 |
2012年 | 310 |
2013年 | 335 |
2014年 | 388 |
2015年 | 427 |
2016年 | 414 |
2017年 | 403 |
2018年 | 395 |
2019年 | 373 |
2020年 | 269 |
2021年 | 263 |
戦前の妙見鋼索鉄道の当時は、能勢妙見山参りの旅客需要が多く、遠方からの参詣者などのために黒川駅(当時は滝谷駅)の前の通りに旅館や食堂が軒を連ねて営まれていた。その賑わいぶりから「黒川銀座」の名前で呼ばれたという[4]。当時の写真の中に「瀧谷食堂」の名前がうかがえるほか[4]、兵庫県の資料などによれば、当時の旅館として「長谷屋」や「大阪屋」、「神田屋」があったことが知られている[7][8]。
バス停名は「ケーブル黒川駅」[14]。
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