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黄色靭帯骨化症(おうしょくじんたいこっかしょう、英: ossification of the yellow ligament;OYL)は、特定疾患である脊椎靭帯骨化症の一種であり、脊椎の後方にある椎弓をつなぐ黄色靭帯が厚くなり骨化することにより次第に靭帯が圧迫される疾病。原因は特定されておらず、難病に指定されている。
骨化した黄色靭帯が脊髄を圧迫することにより、下肢のしびれ、脱力などの症状が発生し、ひどい場合には両下肢麻痺などの症状をきたすこともある[1]。また、間欠性跛行が生じることもある。
原因が不明であるため、経過が予測できないことから消炎鎮痛剤などを投与して経過を観察する。痛みが強い場合には硬膜外ブロック注射を行うこともある。
また、経過観察中に進行が見られる場合、神経症状が強い場合には骨化巣を取り除く手術を行う場合もあるが、脊椎の一部を切除することから不安定になりボルトで補強する必要がある[1]。
対策として脊椎に直径1cm程度の穴を開け、CTの3次元画像を参照しながら差し込んだ器具の位置を赤外線で把握することで骨化巣のみを取り除く「マイクロウインドウ骨化切除術」が最小侵襲脊椎治療学会のグループにより2022年に実施された[1]。この手法は世界初の事例でもあったためスイスの学術誌にも掲載され、プロ野球の投手三嶋一輝が対象だったことから「MISHIMA手術」と命名された[1]。
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