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『麻酔』(ますい)は、渡辺淳一の小説。1992年4月1日から12月31日まで朝日新聞に連載し、1993年に朝日新聞社から刊行された。
1時間ほどで終わる予定の、ごくありふれた子宮筋腫の手術を受けた福士邦子。だが、麻酔のミスで、目覚めないまま植物状態に陥ってしまう。意識が戻るようにと、夫の高伸は夜の病床で密かに愛撫さえ試みたが、邦子はいっこうに目覚めない。仕事のできる中間管理職で若い不倫相手もいた高伸だったが、突然妻が不在となった生活に戸惑い、些細な日常の中にあった幸せに気付く。
1994年1月15日から1994年3月26日まで、日本テレビ系列で毎週土曜22:00 - 22:54(JST)の『DRAMA-CAN!』で放送。制作はよみうりテレビ。
開局を6日後(4月1日)に控えていた鹿児島読売テレビでは、最終回のみサービス放送した。
本作終了後、日本テレビ系列の土曜22時枠の連続ドラマは2017年4月期の『ボク、運命の人です。』まで23年間のブランクが発生した。
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