鳥井信宏
ウィキペディアから
鳥井 信宏(とりい のぶひろ、1966年〈昭和41年〉3月10日 - )は、日本の実業家。サントリーホールディングス創業者・鳥井家本家の鳥井信一郎の長男で鳥井信治郎の曾孫にあたり[1]、サントリーホールディングス代表取締役社長及びサントリー代表取締役社長を務める。
略歴・人物
大阪府出身。日本興業銀行を経て、1997年(平成9年)サントリー入社。
「ザ・プレミアム・モルツ」の戦略部長として、モンドセレクションの最高金賞を3年連続で受賞させる。2009年には欧州の清涼飲料メーカーであるオランジーナ・シュウェップス社を33億ドルで買収、サントリーの持ち株会社体制への移行に伴い、2009年4月にサントリーHDの執行役員、常務、専務を歴任後、サントリー食品インターナショナルの社長に就任[2]。2016年に退社してサントリーホールディングス代表取締役副社長となった[3]。
非上場のサントリーでは、創業者・鳥井信治郎の次男で母方の姓を継いだ佐治敬三が2代目社長に就任し、創業者一族の鳥井家と佐治家の直系が交代して社長を4代務めており、産経新聞によると、「信宏氏がいずれ(サントリーホールディングスの)社長に就任することは、誰もが認める既定路線」という[4]。
年譜
- 1981年(昭和56年) - 大阪教育大学附属池田中学校卒業[5]
- 1984年 - 大阪教育大学附属高等学校池田校舎卒業
- 1989年(平成元年) - 慶應義塾大学経済学部卒業
- 1991年 - 米国・ブランダイス大学国際経済・金融学修士課程修了。日本興業銀行(現・みずほフィナンシャルグループ)入行
- 1997年 - サントリー入社
- 2002年 - 大阪支社長
- 2003年 - 東海北陸営業本部長
- 2005年 - 営業統括本部部長
- 2006年 - 同本部長兼ビール事業部プレミアム戦略部長
- 2007年 - 取締役
- 2009年 - サントリーホールディングス執行役員
- 2010年 - 常務
- 2011年 - 専務を経て、サントリー食品インターナショナル社長
- 2017年 - サントリーホールディングス代表取締役副社長[6]、サントリーBWS代表取締役社長[7]
- 2022年 - サントリー代表取締役社長[8][9]
- 2024年 - サントリーホールディングス代表取締役副社長COO[10]
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.