高見 勝利(たかみ かつとし、1945年4月17日[1] - )は、日本の法学者。専門は憲法。学位は、法学博士(東京大学・1974年)(学位論文「国民代表政成立史論-十八世紀末西欧における国民代表政の成立とその意義-」)。上智大学名誉教授、北海道大学名誉教授。兵庫県淡路島出身。小林直樹門下[2]。
著書『芦部憲法学を読む』は芦部信喜の統治機構論を知る上で貴重である。
単著
- 『宮沢俊義の憲法学史的研究』(有斐閣、2000年)
- 『芦部憲法学を読む』(有斐閣、2004年)
- 『現代日本の議会政と憲法』(岩波書店、2008年)
- 『政治の混迷と憲法――政権交代を読む』(岩波書店、2012年)
- 『憲法改正とは何だろうか』(岩波新書、2017年)
共著
- (野中俊彦、中村睦男、高橋和之)『憲法 I・II』(有斐閣、[初版]1992年、[新版]1996年、[第3版]2001年、[第4版]2006年、[第5版]2012年)
編著
- 『人権論の新展開』(北海道大学図書刊行会、1999年)
- 『美濃部達吉著作集』(慈学社出版、2007年)
- 『刑部荘著作集』(慈学社出版、2008年)
- 『あたらしい憲法のはなし 他二篇』(岩波現代文庫、2013年)
- 『金森徳次郎著作集』(慈学社出版、[Ⅰ]2013年、[Ⅱ][Ⅲ]2014年)
共編著
- (三島淑臣、阿南成一、栗城壽夫)『法と国家の基礎に在るもの――水波朗教授退官記念』(創文社、1989年)
- (芦部信喜)『皇室典範』(日本立法資料全集本巻 1)(信山社出版、1990年)
- (芦部信喜)『皇室経済法』(日本立法資料全集本巻 7)(信山社出版、1992年)
- (芦部信喜、高橋和之、日比野勤)『日本国憲法制定資料全集』(日本立法資料全集本巻)(信山社出版、[1]1997年、[2]1998年、[6]2001年、[4-1][4-2]2008年、[5]2009年、[13][14][15][17][18][19]2017年)
- (大石眞、長尾龍一)『対談集 憲法史の面白さ』 (日本憲法史叢書 2)(信山社出版、1998年)
- (横田耕一)『ブリッジブック憲法』(信山社出版、2003年)
- (常本照樹、岡田信弘)『日本国憲法解釈の再検討』(有斐閣、2004年)
- (樋口陽一、森英樹、辻村みよ子)『国家と自由――憲法学の可能性』(日本評論社、2004年)
- (樋口陽一、森英樹、辻村みよ子、長谷部恭男)『国家と自由・再論』(日本評論社、2012年)
『北海道人物・人材リスト 2004 かーと』(日外アソシエーツ編集・発行、2003年)p1262
戸波江二「憲法9条の成立過程の思想と論理――高見報告へのコメント」 早稲田大学比較法研究所