高松市屋島競技場
高松市の陸上競技場 ウィキペディアから
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高松市屋島競技場(たかまつしやしまきょうぎじょう)は、香川県高松市屋島中町にある陸上競技場である。前身は「香川県立屋島陸上競技場」で、2年半をかけて全面改装された後に現名称に変更して2017年春から営業を再開した[3]。
1953年(昭和28年)に開催された第8回国民体育大会(四国国体)のメイン会場として香川県により整備され[4]、「香川県立屋島陸上競技場」の名称で開場。高松以東では香川県内唯一の日本陸連公認陸上競技場である[4]。
2008年(平成20年)4月1日に香川県より高松市に移管された。老朽化により2012年(平成26年)10月31日に一旦閉鎖して観客席などを改築し、2017年(平成29年)4月23日に営業を再開した。
同競技場の改修後のコンセプトは、コンパクトで多機能性のあるスタジアム。メイントラックは日本陸連第2種公認のもので設計し、瀬戸内海や相引川などを連想し、屋島の景観とも調和したブルートラックを採用した。フィールドはサッカー・ラグビーなどの全国大会規模にも利用できるよう、天然芝を敷いている[6][7]。なお収容人員がJ2以上に参加する基準を充足していないため、Jリーグの試合には使われないものの、カマタマーレ讃岐の練習、および四国社会人・大学のサッカーリーグ戦など、地域のアマチュア規模のレベルのサッカー・ラグビーの大会には使用されている[8]。
バックスタンドから西側スタンドに、棒高跳びの公認競技ができる室内競技場が全国で初めて併設されている。400メートルのトラックと同じ曲率の走路では、走り幅跳びなどができる[6][7]。
駐車場から客席とトラックにスロープで移動できる。またエレベーターの設置などユニバーサルデザインの視点を取り入れた施設で、障がい者スポーツの拠点として利用できる[5]。
2016年に命名権の公募が行われ、大阪市に本社を置く電子機器製造会社のレクザムが命名権を取得している。契約期間は2017年4月から2022年3月末までの5年間[9]、契約額は年額800万円[10]。2022年に命名権契約の5年間更新が行われている[11]。
条例および住民合意事項に基づき、「周辺住民が迷惑する太鼓などの鳴り物入りの応援」は、運営規則で禁止されている。
競技場の南側は相引川北岸であり、競技場の北側は高松琴平電気鉄道志度線の線路が通過する。また東出入口の道路を隔て、高松市立屋島中学校があり、西出入口(正門)の道路を隔て、四国電力総合研修所が立地する。
競技場の西出入口(正門)前の北西角の道沿いに、公衆トイレが設置されている。
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