Loading AI tools
日本の女性アイドルグループ、NGT48の1stシングル ウィキペディアから
「青春時計」(せいしゅんどけい)は、日本の女性アイドルグループ・NGT48の楽曲。作詞は秋元康、作曲は大河原昇が担当した。2017年4月12日にNGT48のデビューシングルとしてソニー・ミュージックレーベルズ(アリオラジャパン)から発売された。楽曲のセンターポジションは中井りかが務めた[10]。
Type-A、Type-B、Type-C(以上、CD+DVD)、NGT48 CD盤(CDのみ)の4タイプおよび[11]、配信限定のSpecial Editionを含めた計5形態で発売された[12][13]。「NGT48 CD盤」はイベント応募サイト「forTUNE music」限定で、個別握手会参加券が付属される[14]。姉妹グループにおける「劇場盤」が単一サイト限定での流通に対し、NGT48においては一般でも流通されている。
NGT48のメジャーデビューについては、2016年6月18日に新潟市・HARD OFF ECOスタジアム新潟で開催された『AKB48 45thシングル 選抜総選挙』開票イベント前に行われたAKB48グループコンサートにおいて発表された[15]。時期は2016年秋から2017年初頭を目処としていた[16]。2017年1月20日にTOKYO DOME CITY HALLで開催されたNGT48初の単独コンサート『NGT48 1周年記念コンサートin TDC 〜Maxときめかせちゃっていいですか?〜』においてシングルの発売日ならびに選抜メンバー、センターポジションが発表された[10]。
2017年3月14日に国立代々木競技場第一体育館で開催された『COUNT DOWN TV GIRLS FES 2017』において、カップリング曲「暗闇求む」とともに表題曲「青春時計」が初披露された[17]。また2017年3月18日にはメジャーデビュー発表の場所でもあるHARD OFF ECOスタジアム新潟で『祝・メジャーデビュー! NGT48ここからプレーボール!@HARD OFF ECOスタジアム新潟』が開催され、シングル収録曲の「下の名で呼べたのは…」「出陣」「純情よろしく」が初披露された[18]。
2017年3月23日にはメジャーデビューの報告として、北原里英・荻野由佳・小熊倫実とNGT48劇場支配人・今村悦朗が新潟市役所の篠田昭市長、新潟県庁の米山隆一知事(いずれも当時)の元へ表敬訪問を行った[19][20]。
衣装は茅野しのぶ(オサレカンパニー、当時AKB48グループ総支配人・AKB48劇場支配人)によるもので、新潟県の象徴ともいえる朱鷺の「赤と白」を基調としている[21]。背中にリボンを携え、妖精をイメージした衣装となっており、AKB48グループにおいて、デビューの段階で制服以外の衣装を着用したのはNGT48が初であった[22]。振付は水曜日のカンパネラなどを手掛けるコレオグラファーの竹森徳芳が担当した[21]。
CDに付属されるDVDの特典映像には、メンバー26人それぞれが異なるクリエイターとコラボした映像作品が収録されている[23]。
楽曲は、さわやかな曲調で男子の恋心を歌った青春ソングとなっている[24]。ふんわりとした不思議なラップ[注釈 1]が入る構成になっているが、全体的にはノスタルジックな歌謡曲をベースとしている[27]。中井のラップから始まり、イントロのほか間奏・アウトロもなく、全編が歌で構成されている[25]。
下記2曲は2017年9月27日発売のアナログ盤(後述)に収録されている[28]。
本曲はtofubeatsによるリミックスバージョン「青春時計(豆腐メンタル Remix by tofubeats)」(せいしゅんどけい とうふメンタル リミックス バイ トーフビーツ)が公式に制作され[29]、2017年7月24日に配信でリリースされた[30]。
AKB48グループにおける公式でのリミックス楽曲は、NMB48のアルバム『世界の中心は大阪や 〜なんば自治区〜』に収録されている「カモネギックス<Remo-Con REMIX>」以来2作目である[29]。tofubeatsによると「原曲のドキドキする感じはそのままに少しゆったり散歩しているようなアレンジ」である[29]。中井りかによると原曲は春らしく可愛らしい曲であるが、このリミックスでは夏っぽい雰囲気でノリノリな感じになっていて、ギャップがあり、くせになる[29]。
「豆腐メンタル Remix」に続き、フランス人トラックメーカー・happy machineによる「青春時計(フランスパン Remix by happy machine)」(せいしゅんどけい フランスパン リミックス バイ ハッピーマシーン)が制作され、2017年8月23日より配信開始された[28]。
リミックス作業を「ちょっとした旅行」のような感覚で行うことが多いというhappy machineが、新潟から東京、フランスの雰囲気を掛け合わせて制作した[28]。
メジャーデビューにあたり、2017年4月8日より大々的な全国プロモーションを行った[31]。翌9日には、新潟で『春航祭 2017』内でのトークショーを、東京でムック本『My Girl Vol.17』のお渡し会を、名古屋・大阪ではショッピングモールでのミニ握手会を開催した[32]。翌10日以降は、札幌、仙台、埼玉、神奈川、千葉、石川、富山、京都、滋賀、神戸、広島、福岡の、前日分を合わせた計16都市で、メディアへの出演やCDショップ訪問[32]、オリコン・日刊スポーツ新聞社など各メディア媒体への訪問によるPR行脚を行った[25][31]。
デビュー当日の2017年4月12日には、NGT48お披露目の場所でもある新潟市歴史博物館(みなとぴあ)において、ミニライブおよび握手会イベント『祝 4.12 NGT48 メジャーデビュー!ここから始まる握手の絆 in みなとぴあ』を開催した[33]。同イベントには新潟県出身の歌手・小林幸子がサプライズゲストとして登場した[33]。
Type-A | 佐藤杏樹、中井りか、本間日陽、菅原りこ(左から) |
Type-B | 小熊倫実、加藤美南、太野彩香、山口真帆(左から) |
Type-C | 西潟茉莉奈、高倉萌香、長谷川玲奈、北原里英(左から) |
NGT48 CD盤 | 柏木由紀、荻野由佳、山田野絵、村雲颯香(左から) |
アーティスト写真およびジャケット写真はNGT48の本拠地であるNGT48劇場(ラブラ2、新潟市)周辺で撮影された[11]。アーティスト写真の舞台は万代シテイの交差点であり、背後には万代シテイバスセンターやレインボータワーがうかがえる[34]。我妻晃司がアートディレクション、梅津さとみがデザインを担当し[35][36][37][38]、「ここが私達のアビイロード」をコンセプトに、交差点中央から見た四方の景色と横断歩道を歩くメンバーでデザインされている[39]。ロゴは高橋鉄平(Phazee)によるもので[39]、リミックス版およびアナログ盤のアートワークでも同様に採用されている。ジャケット写真を左からType-A、Type-B、Type-C、NGT48 CD盤の順に横に並べると1枚のデザインになる[11]。アナログ盤のジャケットは、万代シテイ交差点を舞台に、アーティスト写真にも使用された「NGT48」の文字を模したオブジェが上から撮影されており、このオブジェを上から見ると佐渡島を含めた新潟県の形になっている[40]。アナログ盤にはシングルCD各Typeのジャケットが封入されており、スリーブの表面に入れて着せ替えができる[41]。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「青春時計」(Team NIII) | 秋元康 | 大河原昇 | 大河原昇 | |
2. | 「空き缶パンク」 | 秋元康 | KEIT | KEIT | |
3. | 「純情よろしく」 | 秋元康 | Hiro Hoashi | Hiro Hoashi | |
4. | 「青春時計 off vocal ver.」 | 大河原昇 | 大河原昇 | ||
5. | 「空き缶パンク off vocal ver.」 | KEIT | KEIT | ||
6. | 「純情よろしく off vocal ver.」 | Hiro Hoashi | Hiro Hoashi | ||
合計時間: |
# | タイトル | 監督 |
---|---|---|
1. | 「青春時計 MUSIC VIDEO」 | 中村太洸 |
2. | 「暗闇求む MUSIC VIDEO」 | 井上哲央 |
3. | 「奈良未遥 × 米山三郎」 | 米山三郎 |
4. | 「西潟茉莉奈 × TAKUYA UCHIYAMA」 | TAKUYA UCHIYAMA |
5. | 「西村菜那子 × 濱田禮徳」 | 濱田禮徳 |
6. | 「長谷川玲奈 × 樋口慧一」 | 樋口慧一 |
7. | 「本間日陽 × 山田彩華」 | 山田彩華 |
8. | 「水澤彩佳 × 中村隆太郎」 | 中村隆太郎 |
9. | 「宮島亜弥 × MAD PRODUCTION」 | MAD PRODUCTION |
10. | 「山口真帆 × 酒井伸太郎」 | 酒井伸太郎 |
11. | 「村雲颯香 × 澤 礼門」 | 澤礼門 |
12. | 「山田野絵 × 奥藤祥弘」 | 奥藤祥弘 |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「青春時計」 | 秋元康 | 大河原昇 | 大河原昇 | |
2. | 「空き缶パンク」 | 秋元康 | KEIT | KEIT | |
3. | 「出陣」 | 秋元康 | 早川博隆、尋木ヒロ | 早川博隆、尋木ヒロ | |
4. | 「純情よろしく」 | 秋元康 | Hiro Hoashi | Hiro Hoashi | |
5. | 「暗闇求む」 | 秋元康 | Mitsu-J_YADAKO | 立山秋航 | |
6. | 「下の名で呼べたのは…」 | 秋元康 | 田靡達也、名雪亘 | 田靡達也、名雪亘 | |
合計時間: |
『青春時計(豆腐メンタル Remix by tofubeats)』(せいしゅんどけい とうふメンタル リミックス バイ トーフビーツ)は、NGT48のアナログ盤(LPレコード)であり、アルバムに分類される[64]。2017年9月27日にソニー・ミュージックレーベルズ(アリオラジャパン)から発売された[28]。
NGT48初のアナログ盤である[9]。発売に先駆けて配信されていた上述の「青春時計」のリミックス版2曲のほか、「オリジナルMix」および「アカペラMix」「Instrumental」がA面に、カップリングの5曲がB面に収録されている[9]。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | Remix / 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「青春時計(豆腐メンタル Remix by tofubeats)」 | 秋元康 | 大河原昇 | tofubeats | |
2. | 「青春時計(フランスパン Remix by happy machine)」 | 秋元康 | 大河原昇 | happy machine | |
3. | 「青春時計(オリジナルMix)」 | 秋元康 | 大河原昇 | 大河原昇 | |
4. | 「青春時計(アカペラ Mix)」 | 秋元康 | 大河原昇 | ||
5. | 「青春時計(Instrumental)」 | 大河原昇 | 大河原昇 | ||
合計時間: |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.