青春の詩 (アルバム)
よしだたくろうのアルバム ウィキペディアから
『青春の詩』(せいしゅんのうた)は、1970年11月1日によしだたくろう(現・吉田拓郎)がリリースしたオリジナル・アルバムである。
背景
吉田拓郎(当時はよしだたくろう)のファーストアルバムで、すべて作詞・作曲を拓郎が担当している。広島でのアマチュア時代から、フォークソングのみならず、カントリー&ウエスタンやロック、ソウル、R&Bなど、多彩な音楽ジャンルを取り入れていた拓郎は[2][3][4]、本作では「雪」と「灰色の世界I」2曲のボサノバを収録している[2]。
制作
今作の制作にあたり、当時エレックレコードの専務兼プロデューサーだった浅沼勇は、自身が審査員を務めたヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト第2回のボーカルグループサウンド部門で優勝したマックス[注釈 1]を起用した[5]。浅沼はマックスを起用した理由について、「拓郎のフォークの荒削りな良さを消さず、拓郎ワールドを創っていけるタイトなリズムを持つバンドが必要と考えた」と述べている。
スタジオ・ミュージシャンと呼ばれるプロが歌謡曲歌手の音作りを専門としていた当時では、ひとつのロックバンドがアーティストと綿密に打ち合わせをしながら音を作っていく、という画期的なレコーディングであった[注釈 2][7]。また、日本のジャズ・ギタリストの草分け的存在である沢田駿吾クィンテットも起用している[2]。
収録曲
- 全作詞・作曲:よしだたくろう。
脚注
関連項目
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