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『雲ながるる果てに』(くもながるるはてに)は、1953年に重宗プロと新世紀映画が製作し、松竹と北星映画が配給した家城巳代治監督の日本映画。
原作は、海軍飛行専修予備学生として出撃して亡くなった青年たちの遺稿集『雲ながるる果てに 戦歿飛行予備学生の手記』である。『花のおもかげ』を松竹で撮った後、レッドパージにより松竹を追放された家城監督の復帰第1作[1]。また、円谷特殊技術研究所がミニチュアを使った航空機などの特撮を担当した。
以下クレジット順。
1945年(昭和20年)春、九州南端にある特別攻撃隊基地では、命を棄てる覚悟をした若者たちが今生の思い出となるべき日々を過ごしていた。勇ましく死を覚悟しながらも、この世に残すものに対する愛着や未練がかれらを包み込んでしまう。やがて仲間がひとりひとり大空に向って飛び立っていく。
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