銭形砂絵

香川県観音寺市の有明浜にある、江戸時代に造られた寛永通宝を模した巨大な砂絵 ウィキペディアから

銭形砂絵map

銭形砂絵(ぜにがたすなえ)は、香川県観音寺市の有明浜にある、江戸時代に造られた寛永通宝を模した巨大な砂絵である[1]

Thumb
銭形砂絵
Thumb
ライトアップ
Thumb
ライトアップ
Thumb
地図

概要

周囲345メートル。実物は縦(東西)122メートル、横(南北)90メートルの楕円形をしており、琴弾公園山頂の展望台からは真円のように見える[1][2]。見学は無料だが、砂絵内は立入禁止区域である。夜になるとライトアップされる(日没から午後10時まで)[2]

例年春季と秋季の「銭形化粧直し」(砂ざらえ[1])や、台風などでが流されるなどした際には、市民総出で補修工事が行われる。

「銭形」にちなみ、世界中の貨幣を展示する「世界のコイン館」が琴弾公園内に設置されている。

歴史

謂れは「1633年寛永10年)に、丸亀藩藩主の生駒高俊侯が領内を巡視することになった折、土地の人々が歓迎の気持ちを現わすため、急遽白砂にを入れ一夜にして作りあげて藩主に捧げた」と伝え説明されているが[3][4]寛永通宝が鋳造されたのは寛永13年(1636年)からであり、また高俊が巡視した事実もない[5]。また、「1855年安政2年)に丸亀藩第7代藩主京極朗徹に見せるために造営された」説や、「もとは豊臣氏瓢箪紋だったが、寛永10年に江戸幕府の巡検使が来ることを知って一夜で作り変えられた」という説もあるが、決定打はない[5]

Thumb
地上から

年中行事

  • 春季(4月)- 春季銭形化粧直し
  • 秋季(10月)- 秋季銭形化粧直し
  • 年末年始 - ライトアップ(終夜にわたり実施)
銭形を冠する地域行事
  • 冬季(1月)- 観音寺銭形たこあげ大会
  • 夏季(7月)- 銭形まつり、銭形踊りコンテスト

アクセス

登場作品

エピソード

Thumb
旧観音寺市(合併前)の市章

関連書籍

脚注

関連項目

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.