銀色 夏生(ぎんいろ なつを、1960年3月12日 - )は、日本の女性詩人、随筆家、作詞家、写真家。
1960年、宮崎県えびの市に生まれる[1]。えびの市立真幸小学校、えびの市立真幸中学校、宮崎県立小林高等学校、埼玉大学教養学部を卒業[1]。
1982年に作詞家として活動を開始し、翌1983年に沢田研二の「晴れのちBLUE BOY」を作詞した。その後も大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」「ゴーゴーヘブン」や、2011年度NHK全国学校音楽コンクール課題曲「僕が守る」[2] などを作詞した[1]。また、山本みき子・山元みき子(やまもと みきこ)名義で太田裕美に歌詞を提供している。
1985年に第1詩集『黄昏国』を河出書房新社より刊行[3]。のちに本の制作に専念し、著書に掲載する写真撮影とイラスト制作も自ら手がける。また詩だけではなく、創作物語なども執筆している。『君のそばで会おう』と『つれづれノート』シリーズを代表とする著書[1] は160冊を超える[3]。
2018年1月18日、YouTube公式チャンネルにて「銀色夏生の穴ぐらラジオ 」を配信開始。2019年11月4日、noteにて音声ブログ「静けさのほとり」を配信開始。
私生活では2度の離婚歴がある。1男1女の母親。
- 黄昏国 河出書房新社 (1985/08)
- 無辺世界 河出書房新社 (1986/06) のち新潮文庫
- サリサリくん 河出書房新社 (1986/11/01)
- 月夜にひろった氷 河出書房新社 (1987/12) のち新潮文庫
- 青い玉 (KADOKAWA GREETING BOOK) 角川書店 (1988/12/01)
- 微笑みながら消えていく 角川書店 (1989/11)
- 悲しがる君の瞳 角川書店 (1990/10)
- ONLY PLACE WE CAN CRY 角川書店 (1991/02)
- 冬の道(写真集)角川書店 (1992/12)
- 葉っぱ 幻冬舎 (1994/07) のち文庫 (2002/04/01)
- とにかくあてもなくてもこのドアをあけようよ 幻冬舎 (1995/11) のち文庫 (2003/8/1)
- 夕方らせん 新潮社 (1996/02) のち文庫 (2001/06)
- ミタカくんと私 新潮社 (1997/03) のち文庫 (2000/06)
- 砂の魚 幻冬舎 (1997/09)
- ひょうたんから空 -ミタカ シリーズ2- 新潮社 (1999/09) のち文庫 (2002/06)
- 丘をバラ色に染めながら 自選詩集 角川書店 (2003/06/21)
- テレビの中で光るもの 幻冬舎 (2007/11) のち文庫 (2009/08/01)
- 銀色夏生の視点 幻冬舎 (2008/06)
- 銀色夏生---その瞳の奥にある自由(【責任編集 銀色夏生】文藝別冊) 河出書房新社 (2010/11/26)
- 今、この瞬間だけに生きよう。 共著:まっきー、ミラ PHP研究所 PHP文芸文庫 (2011/03/15)
- 新装版 サリサリくん 河出書房新社 (2011/05/26)
- ECTON×銀色夏生 VOICE (2011/06/25)
- 偶然(CD付き自選写真詩集) 幻冬舎 (2011/07/08)
- 増補新版 黄昏国 河出書房新社 (2011/07/21)
- こころのこぶた(言葉カード) VOICE (2011/09/09)
- 増補新版 無辺世界 河出書房新社 (2011/09/23)
- 増補新版 月夜にひろった氷 河出書房新社 (2011/11/19)
- ひかりのいと 朗読のための自選詩集 KADOKAWA (2016/11/02)
- こういう旅はもう二度としないだろう 幻冬舎 (2017/12/07) のち文庫 (2020/08/06)
- 力をぬいて KADOKAWA (2019/11/22)
- 私たちは人生に翻弄されるただの葉っぱなんかではない 幻冬舎 (2021/4/14)
- 庭は私の秘密基地 KADOKAWA (2022/1/28)
幻冬舎文庫
- 恋が彼等を連れ去った (1997/04)
- ハート (1998/04)
- へなちょこ探検隊 屋久島へ行ってきました (2001/10)
- やさしい春を想う (2007/04)
- 流氷にのりました へなちょこ探検隊2 (2007/08/01)
- 南九州温泉めぐりといろいろ体験 (2008/08/01)
- 家族旅行あっちこっち (2009/02)
- 僕のとてもわがままな奥さん (2010/04/01)
- 銀色夏生です。ツイッター、はじめます。 (2010/10/08)
- ひとりが好きなあなたへ (2011/04/12)
- 私だったらこう考える (2012/04/12)
- 生活 (2012/08/02)
- 本当に自分の人生を生きることを考え始めた人たちへ (2013/02/07)
- 尾瀬・ホタルイカ・東海道 (2013/08/01)
- 魂の友と語る (2013/12/05)
- ぷらっぷらある記 (2014/12/04)
- まっすぐ前 そして遠くにあるもの (2018/02/07)
- スーパーマーケットでは人生を考えさせられる (2020/2/10) ISBN 978-4344429468
- ひとりが好きなあなたへ 2 (2021/02/04) ISBN 978-4344430594
- 60歳、女、ひとり、疲れないごはん(2022/5/12) ISBN 978-4344431874
歌手デビュー前の森高千里(当時16歳)の写真を使用。
女優デビュー前の裕木奈江(当時17歳)の写真を使用。
この作品中で使用した写真に、後の吉高由里子(当時11歳)を撮影したものがある。詳しくは吉高の項目を参照。