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日本の実業家 ウィキペディアから
鈴木 亀蔵(すずき かめぞう、1851年〈嘉永4年〉10月 - 1902年〈明治35年〉6月)は、日本の実業家。北海道の上川地方に最初に定住し、アイヌと交易をした和人。アイヌからは「カメキチ」と呼ばれた。旭川市亀吉の地名の元になり、旭川功労者に認定された。旭川市の日本醤油工業株式会社創業者としても知られた。
日高地方のアイヌ衣服の装飾は、大きな白布を使用したアップリケによる「白布切抜文衣」が最も特徴的であるが、上川地方旭川の白布切抜文衣は、日高地方の文様構成と類似している。
その理由として亀蔵が娶った日高アイヌ、イアンパヌにより、女系に伝承される刺繍技術(文様構成)が地域を越えて上川地方に継承された可能性がある。
高橋不二雄が石狩川の水源調査の帰路、1884年(明治17年)10月31日、亀蔵と神居古潭で会った事を日誌に記録している。
「鴨居古潭の入口に達せり、漸く(ようやく)怒流の声を離れたり、同所を昼飯所に定めたり、時に千歳郡漁村の商人亀吉昨日当初迄商法のため居り泝りし(さかのぼ-りし)由にて、岩上に小屋を建て、土人夫婦と相共に居たるに逢えり、「アキアジ」2本並びに「カボチャ」1ッ天王寺蕪1ッ大根3本之を饋らし(おく‐らし)たれは、悦んで之を受納したり(同人は毎年商法のため同所迄泝る由なり)」
アイヌが狩猟の為に建てた小屋で、亀蔵とアイヌの夫婦に会った事が記録されているが、一緒にいたのはアイヌの夫婦ではなく女は亀蔵の妻イアンパヌ、男は亀蔵が交易の為に雇っていた十勝アイヌのシクンネであった可能性がある。
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