金田 耕一(かなだ こういち、1957年 - )は、日本の政治学者。日本大学経済学部教授。専門は政治思想。学位は、政治学博士(論文博士・1995年)(学位論文「メルロ=ポンティの政治哲学」)。
広島県生まれ。尾道北高等学校卒後、1980年早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1988年同大学院政治学研究科博士課程満期退学。1995年「メルロ=ポンティの政治哲学」で政治学博士の学位を取得。宇都宮大学教育学部助教授、同教授を経て、2016年現在、日本大学経済学部教授。
単著
- 『メルロ=ポンティの政治哲学――政治の現象学』(早稲田大学出版部, 1996年)
- 『現代福祉国家と自由――ポスト・リベラリズムの展望』(新評論, 2000年)
- 『貧民のユートピア--福祉国家の思想史』(風行社, 2022年)
訳書
- バーナード・クリック『現代政治学入門』添谷育志共訳(新評論, 1990年/講談社[講談社学術文庫]、2003年)
- ウィリアム・E・コノリー『政治理論とモダニティー』栗栖聡、的射場敬一・山田正行共訳(昭和堂, 1993年)
- ディヴィッド・トレンド編『ラディカル・デモクラシー――アイデンティティ、シティズンシップ、国家』佐藤正志他共訳(三嶺書房, 1998年)
- マイケル・イグナティエフ『ニーズ・オブ・ストレンジャーズ』添谷育志共訳(風行社, 1999年)
- マイケル・イグナティエフ『ヴァーチャル・ウォー――戦争とヒューマニズムの間』添谷育志,高橋和,中山俊宏,土佐弘之共訳 (風行社, 2003年)
- バーナード・クリック『デモクラシー』添谷育志共訳 (岩波書店, 2004年)
- マイケル・イグナティエフ『人権の政治学』添谷育志共訳 (風行社, 2006年)
- レオ・シュトラウス『僭主政治について 下』石崎嘉彦,飯島昇藏他共訳 (現代思潮新社, 2007年)
- マイケル・イグナティエフ『ライツ・レヴォリューション――権利社会をどう生きるか』(風行社, 2008年)
- ティモシー・ガートン・アッシュ『フリー・ワールド――なぜ西洋の危機が世界にとってのチャンスとなるのか?』添谷育志監訳 葛谷彩,丸山直起共訳 (風行社, 2011年)
- マイケル・イグナティエフ『許される悪はあるのか? テロの時代の政治と倫理』添谷育志共訳(風行社, 2011年)
- ロメオ・ダレール『なぜ、世界はルワンダを救えなかったのか PKO司令官の手記』(風行社, 2012年)
- ティモシー・ガートン・アッシュ『ダンシング・ウィズ・ヒストリー 名もなき10年のクロニクル』添谷育志監訳 葛谷彩, 池本大輔, 鹿島正裕共訳(風行社, 2013年)
- マイケル・イグナティエフ『火と灰--アマチュア政治家の成功と失敗』添谷育志共訳 (風行社,2015年)
- アヴィシャイ・マルガリート『品位ある社会--〈正義の理論〉から〈尊重の物語〉へ』森達也、鈴木頼将共訳 (風行社, 2017年)