里浜貝塚(さとはまかいづか)は、宮城県東松島市の松島湾中の宮戸島に存在する縄文時代を通して継続された貝塚である。国の史跡に指定されている。
概要
松島湾岸と湾内の島々に貝塚群が59カ所あり、その中でも里浜貝塚は、日本国内でも最大規模をもつ代表的貝塚の一つである。島内西側のなだらかな丘陵に集落があり、その斜面に貝塚が各所に形成されている。集落は縄文時代前期に始まり同時代晩期、弥生時代まで長期間続いた。貝塚は東西800メートル、南北約200メートルの範囲に散在している。貝層は、場所によっては厚さが6メートルにも及ぶ。土器や石器のほか多種多様な骨角器、動物遺体が出土している。植物質食料では、クリ、クルミ、ドングリの種子や殻の炭化物が少量出土した。製塩遺構も確認されている。
参考文献
関連項目
外部リンク
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