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1242年(仁治3年)に創建された。別当寺だった「龍光院」の「身代山由来記」によれば、武蔵国足立郡大宮郷(現・埼玉県さいたま市大宮区)の氷川神社の祭神である素戔嗚命と同じであり、その素戔嗚命が大蛇を退治して清々(すがすが)しさを感じたことから、当地を「須賀(すが)」と命名したという。龍光院は本山派修験道の寺院であったが、明治初期の神仏分離により、廃寺に追い込まれた[1]。
「身代」は身代金(みのしろきん)の例でもわかるように、通常は「みのしろ」と読み、江戸時代後期の地誌『新編武蔵風土記稿』でも当社の「身代」を「みのしろ」としている[2]。しかし、当社は昔から「このしろ」と読んでいる。これは食用の海水魚「コノシロ」に由来しており、次のような逸話が残されている[1]。
ある時、某武将が奥州に逃れる際に、その姫君が追手に捕まりそうになった。当時の村人はコノシロの魚を焼き、追手にその臭いを嗅がせ、「姫は既に亡くなり、荼毘に付している。」と説明した。コノシロを焼いた臭いは、遺体を焼く臭いに似ていた。追手は納得し、それ以上の追跡を諦めた。これにより姫は命拾いをした。姫はこれに感謝して当社を祀ったという。
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