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上下水道事業を行う京都市の地方公営企業 ウィキペディアから
京都市上下水道局(きょうとしじょうげすいどうきょく)は、地方公営企業の一つで、京都府京都市 (地域水道および京北地域水道を除く)内で水道事業を行っているほか、大津市、久御山町、八幡市および向日市に分水を行っている。また同市内で下水道事業を行っている。
京都市上下水道局庁舎 (2023年2月) | |
種類 | 地方公営企業 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒601-8116 京都市南区上鳥羽鉾立町11番地3 |
設立 | 2004年4月1日 |
業種 | 水道業、下水道業 |
代表者 |
吉川雅則 (公営企業管理者・上下水道局長)[1]。 |
売上高 |
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純利益 |
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従業員数 | 1,122人(2023年3月31日) |
関係する人物 |
水田雅博 (元局長) 西村京三 (元局長) |
外部リンク | https://www.city.kyoto.lg.jp/suido/ |
特記事項:[2] |
主たる水源である琵琶湖より導水のための施設で、琵琶湖にある取水口および大津市内の区間を含め当局が管理している。
その他の浄水場
京都市の人口比99.5%に下水道が整備されているが、初期に造られた約40パーセントが雨水と汚水を一緒に流す合流式で、大雨時に下水道管に処理能力を超える雨水が流入すると未処理のまま河川に排水する放出口が約80か所[7]有って汚水やごみの混じった雨水が流出する事が問題になり、対策として堀川通りの地下に直径6m長さ2.7Km貯水量7万立方メートルをはじめ、五条通りや、過去に浸水被害を有った地域を中心に雨水幹線や雨水貯水池を順次整備していて京都市全域では令和元年度末時点で50万7千立方メートルの雨水を一時貯めることが出来る[8]。
下水処理場を「水環境保全センター」と呼称している。浄化処理してから淀川水系に放流されるが、下流の阪神地区では再度浄水として使用されるために、京北町の京都市編入で移管された「京北浄化センター」を除き、通常の下水処理に窒素リンを除去する高度処理をおこない、さらに「鳥羽水環境保全センター吉祥院支所」「伏見水環境保全センター」では友禅染の色素を除去するためにオゾン処理を導入している。その結果BOD は国の基準・水1Lあたり 20 mg を下回る 3 mg 前後まで浄化される[7]。
参考文献・京都新聞連載記事「潤いをとどけて・京都市水道100年」2012年8月21日掲載『8)返したい美しい水』/ 京都市印刷物 第026021号『京の水だより Vol.12 京都市下水道90周年(2020年8月)』 / 京都市上下水道局技術監理室監理課2020年10月発行「京都市水道事業・公共下水道事業『環境報告書2020』」
京都市のCOP3会議を開催するなど環境問題に熱心で、再生可能エネルギーで有る太陽光発電システムを多数の公共施設で導入していて、その一環として上下水道局でも新山科浄水場・松ヶ崎浄水場・鳥羽水環境保全センター・石田水環境保全センターに大規模なメガソーラーを建設して運用しているほか、本庁舎(22KW)・太秦庁舎(20KW)・資器材防災センター(17KW)・南部営業所(10KW)・東部営業所(18KW)・蹴上浄水場(20KW)・山国浄水場(17KW)・大原第1浄水場(17KW)で小規模太陽光発電がおこなわれている[9]。
水道料金と下水道使用料の収入はそれぞれ200億円台であり、2000年代以降は減少傾向にある。利益は建設改良積立金と減債積立金に充当され、管路更新と企業債償還の財源となっている。
年度 | 水道事業 | 公共下水道事業 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
純利益 | 企業債残高 | 一般会計 からの繰入額 | 純利益 | 企業債残高 | 一般会計 からの繰入額 | |
2015年 | 55 | 1,594 | 12 | 47 | 3,252 | 227 |
2016年 | 55 | 1,615 | 12 | 46 | 3,152 | 212 |
2017年 | 51 | 1,693 | 24 | 45 | 3,076 | 221 |
2018年 | 52 | 1,638 | 22 | 43 | 2,860 | 216 |
2019年 | 49 | 1,601 | 18 | 43 | 2,742 | 212 |
2020年 | 39 | 1,580 | 22 | 11 | 2,644 | 196 |
2021年 | 39 | 1,572 | 26 | 36 | 2,555 | 190 |
2022年 | 36 | 1,548 | 27 | 34 | 2,467 | 191 |
2023年 | 27 | 1,541 | 31 | 37 | 2,427 | 190 |
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