まず、
で表記した
の式を次のように変形する。

非圧縮性を有することから、
を
に代入して、

を得る。二つの式を比較して、

を得る。今、
は任意の係数を表す。微圧縮性の場合は
のままの方が便利なので、
を代入していない。変形すると、

ここで、
と定義すると、

上の結果から、
と
は

のときにのみ一致する。これは、
となるときに成立する。ここで、
によって新たな関数
を定義する。
を用いると、
となることが次のように示される。
![{\displaystyle {\hat {\Phi }}(\alpha {\boldsymbol {C}})=\Phi [(\mathrm {det} \,\alpha {\boldsymbol {C}})^{-{\frac {1}{3}}}(\alpha {\boldsymbol {C}})]=\Phi [(\alpha ^{3}\mathrm {det} \,{\boldsymbol {C}})^{-{\frac {1}{3}}}(\alpha {\boldsymbol {C}})]=\Phi [(\mathrm {det} \,{\boldsymbol {C}})^{-{\frac {1}{3}}}{\boldsymbol {C}}]={\hat {\Phi }}({\boldsymbol {C}})}](//wikimedia.org/api/rest_v1/media/math/render/svg/19b8c0c8eab8f2873d6775077ca880e898938e08)
ここで、
を用いた。
非圧縮性の場合、
を
で代替できるため、
の式は次のように表される。

偏差成分
は、

である。通常は、
と
は等しくないが、非圧縮性を有する場合、
より成立する。