負釣山
富山県下入善町と朝日町にまたがる山 ウィキペディアから
負釣山(おいつるしやま)は、富山県下新川郡入善町と朝日町にまたがる山。本山の標高は959.3mで南峰は978m、南峰は入善町の最高峰である。富山の百山の一つ。
山頂は展望がよく黒部川扇状地を一望できる。
概要
この山の読みを「おいつりやま」と表記しているところもある。ピラミッド型の山容をしており、新川平野からこの山を見ることが出来る[1]。
山頂は比較的開けており、黒部川扇状地や北アルプスの山々の展望に優れる。
地形
小川の支流の舟川および打谷、下ワカサ谷などの源流である[2]。この川は水量が安定しており、舟見段丘での農業用水に利用されている。
山頂には二等三角点が置かれている。
生態
ニホンザル、カモシカ、アナグマなどが生息し、登山道や切り株には、これらの動物の糞などもみられる[3]。
1975年、富山県自然保護課の調査によって、コバイケイソウの群生地が発見された、また、ニッコウキスゲの群生も見られる[2]。
山名の由来
山名の由来は定かではないが、笈(おいづる)の木が多く生えていたからという説がある。また、この山を登っていた修道者である甥釣(おいづり)からきたという説もある[4]。
登山
舟川沿いに登山口があり、駐車場は10台ほど止めることが出来る。
脚注
参考文献
外部リンク
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