谷口陸男
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経歴
神戸大学助教授ののち、東京大学教養学部教授を務めた。1975年に東京大学を定年退官し、その後は大谷女子大学、中京大学教授として教鞭をとった。1987年、東京大学名誉教授となった。
研究内容・業績
英米文学のうち、ロスト・ジェネレーションの米国作家たちを主な研究対象とした。ヘミングウェイ、ヘンリー・ミラーなどの翻訳を手掛けた。
著作
著書
- 『文明憎悪の文学者 アンブローズ・ビァス』(研究社出版) 1955
- 『失われた世代の作家たち 20世紀アメリカ作家論』(南雲堂) 1955
- 『ヘミングウェイの肖像』(南雲堂) 1956
- 『ヘミングウェイ研究』(三笠書房、ヘミングウェイ全集別巻) 1956
- 『アメリカの若者たち その文学的映像』(岩波新書) 1961
- 『アメリカ文学の世紀末』(編、南雲堂) 1983
翻訳
- 『女になつた男 / 卵』(シャーウッド・アンダスン、宮崎芳三共訳、英宝社) 1956
- 『夜はやさし』(フィツジェラルド、角川文庫) 1960
- 『現代小説のすがた その技法と形式』(ウィリアム・ヴァン・オコナー、南雲堂) 1961
- 『ロデリック・ハドソン』(ヘンリー・ジェイムズ、筑摩書房、世界文学大系) 1963
- 『ボストンの人々』(ヘンリー・ジェイムズ、中央公論社、世界の文学) 1966
- 『西域への砂漠の道』(オーウェン・ラティモア、白水社、西域探検紀行全集) 1967、のち新版
- 『怒りのぶどう』(ジョン・スタインベック、講談社、世界文学全集) 1968、講談社文庫 1976
- 『南回帰線 / 性の世界 / 梯子の下の微笑』(ヘンリー・ミラー、中央公論社、世界の文学) 1969
- 『赤い武勇章』(スティーヴン・クレイン、八潮出版社) 1984
- 『アレクサンダーの道 ガンダーラ・スワート』(オーレル・スタイン、澤田和夫共訳、白水社) 1984
アーネスト・ヘミングウェイに関するもの
脚注
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