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日本のライトノベル作家・ライター ウィキペディアから
蛙田アメコ(かえるだ あめこ)は、日本のライトノベル作家・ライターである。代表作に『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』『突然パパになった最強ドラゴンの子育て日記〜かわいい娘、ほのぼのと人間界最強に育つ〜』などがある。
幼稚園のときに『大どろぼうホッツェンプロッツ』『がんばりプンタ』『ズッコケ三人組』などの児童文学を読んだのが初めて小説に出会ったきっかけだと話している[2]。アメリカ系のミッションスクールに通っていた経験があり、その際にJ・D・サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』などの文学作品に触れた[3]。私立中学に通っていたときには月に60冊ほどの本を読んでいたといい、同時期に好きな作品の二次創作を始めた[2][4]。高校時代には太宰治の小説にハマっていたが、大学受験を機に太宰治の作品にあまり触れなくなったと話している[3]。慶應義塾大学文学部では英米文学を専攻し、2011年に卒業した[3]。学生時代には落語研究会に所属していた[3]。大学在学時には慶應義塾大学の巽孝之ゼミに所属していた[5]。
24歳のときからオリジナルの創作を始め、ネットでの作品投稿を始めた[2]。初めて書いた作品はPixivの企画で賞を受賞し、第1賞が雑誌掲載された[2]。。2017年末からはライトノベル作家の鷹山誠一に師事している[4]。2017年に初めて長編小説を執筆し終えてオーバーラップノベルスに応募したものの二次選考で落選し、後に第5回オーバーラップWEB小説大賞を受賞した作品『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました 』で2019年2月25日にデビューした[2][4][6]。2021年4月12日からはりりうら世都が作画を務める形でコミカライズ版『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』がサンデーうぇぶりで連載開始された[7][8]。同作は2021年の6月号から『月刊サンデージェネックス』で連載開始された[9]。
蛙田は、自身がアマガエルやベルツノガエルなどを始めとしたカエルが好きだったことや、「帰る」という言葉には「(無事に)帰ってくる」という意味が含まれていること、カエルの鳴き声「ケロリ」から連想することができる「ケロリと治る」という言葉に「完治する」という意味が含まれていることから、「かえる」という言葉は縁起が良いと考えて、「蛙田」というペンネームを名付けたと話している[10]。また、「アメコ」に関しては自身の本名の短縮形だと話しており、インターネット上ではユーザーネームとして10年以上「Ameko」を使っているとも話している[10]。
昼過ぎに始業して夜中まで勤務する形態のフルタイムワーカーとしても活動しているため、終電をスルーして始発が出るまで24時間営業のファミレスで執筆するスタイルを取っている[1][11]。プロット製作時はソフト「Evernote」にベタ打ちしている[2]。
蛙田は尊敬している作家として恩田陸や佐藤友哉などの小説家の名前を挙げている[2][3]。また、師匠としてライトノベル作家の鷹山誠一の名前を挙げ、トラ子猫、岸馬きらく、霜月緋色などの作家からも刺激を受けていると話している[2]。
2019年の第5回オーバーラップWEB小説大賞では『女だから、とパーティを追放された魔導師は腹いせにレベルMAX魔法剣士に転職して伝説の魔女と最強パーティを組みました』(後に『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』と改題)で奨励賞を受賞し、同作は蛙田のデビュー作となった[12][6][2]。
2018年度の第18回Sense of Gender賞では最終選考委員を務めた[13]。また、第19回Sense of Gender賞では、小説『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』が最終選考5作品まで残った実績を持っている[14]。
ラノベ好き書店員大賞2020では『女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました』で単行本部門第3位を獲得している[15][16]。
第8回ネット小説大賞では『突然パパになった最強ドラゴンの子育て日記〜かわいい娘、ほのぼのと人間界最強に育つ〜』で受賞を果たしている[17]。
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