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長崎県、五島灘にある島 ウィキペディアから
蛎浦島(かきのうらしま)は、長崎県中部の西彼杵半島西方にある島。全島が長崎県西海市(2005年3月31日までは西彼杵郡崎戸町)に属する。
西海市崎戸総合支所(旧崎戸町役場)や崎戸中学校、崎戸小学校、さらに定期旅客船の発着する崎戸港もあり、旧崎戸町の実質的中心地である。かつての崎戸炭鉱もこの島にあった。そのため、単に「崎戸」と言うと西隣の崎戸島ではなくこの島のことを指す場合が多い(ただし蛎浦島の名は町外ではあまり知られておらず、この島が崎戸島と思われていることもある)。
西彼杵半島北部の西海市西海町の西にある大島の南西に隣接する。西隣には崎戸島がある。
地質的には花崗岩と結晶片岩を基盤とし石炭層を含む第三紀砂岩・礫岩・泥岩からなる。島の東部にある阿房岳(123m)が最高所で北西側に向かって傾斜地をなし、平地は乏しい。
かつては江戸時代以来の沿岸捕鯨や明治末期から盛んになった炭鉱で栄えたが、炭鉱は1968年(昭和43年)までに閉山し、捕鯨も衰退した。
現在は一本釣りや定置網漁業が主産業となっている。また、炭鉱閉山前の昭和30年代より製塩工場が立地し、産生される蒸留水が島の飲料水となっている。
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