蓬栄駅

蓬栄駅
	駅全景（2005年4月）
	ほうえい; Hōei;
	◄日高三石 (4.0 km) (3.2 km) 本桐►
所在地	北海道日高郡新ひだか町三石蓬栄北緯42度15分52.97秒東経142度36分16.39秒
所属事業者	北海道旅客鉄道（JR北海道）
所属路線	日高本線
キロ程	109.8 km（苫小牧起点）
電報略号	ホウ
駅構造	地上駅
ホーム	1面1線
開業年月日	1958年（昭和33年）7月15日
廃止年月日	2021年（令和3年）4月1日
備考	無人駅; 路線廃止に伴う廃駅
	テンプレートを表示

蓬栄駅（ほうえいえき）は、北海道（日高振興局）日高郡新ひだか町三石蓬栄にあった、北海道旅客鉄道（JR北海道）日高本線の駅（廃駅）である。電報略号はホウ。事務管理コードは▲132219^[2]。

このページの項目名には、環境により表示が異なる文字があります。公式の表記では「蓬」の「辶」（しんにょう）の点が二つです。

概要蓬栄駅, 所在地 ...

閉じる

1958年（昭和33年）7月15日：国鉄日高本線の蓬栄駅として開業^[3]。旅客のみ取扱い^[1]。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅となる^[1]。
2015年（平成27年）
- 1月8日：厚賀駅 - 大狩部駅間の高波被害により列車の運行を休止^{[JR北 2]}。
- 1月27日：静内駅 - 様似駅間で列車の運行を再開^{[JR北 3]}。
- 2月28日：厚賀駅 - 大狩部駅間の土砂流出により再び列車の運行を休止^{[JR北 4]}。
- 4月29日：代行バスの乗降場所を駅前の道路上に移設^{[JR北 5]}。
2021年（令和3年）4月1日：鵡川駅 - 様似駅間の廃止に伴い、廃駅となる^{[JR北 1]}^{[運輸局 1]}。

駅名の由来

所在地名より。付近にある奇岩「蓬莱岩」の「蓬」に、繁栄を願う「栄」をあわせての命名^[3]。

単式ホーム1面1線を有した地上駅だった。ホームは線路の北側（様似方面に向かって左手側）に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた^[4]。

静内駅が管理していた開業時からの無人駅^[5]で駅舎は無いが、ホーム西側の出入口附近に待合所を有していた^[6]。小さな待合所だがトイレを有していた^[6]。ホームには転落防止用の柵として工事現場用単管足場が利用されていた^[6]。

ホーム（2017年9月）
駅名標（2017年9月）

乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去の各調査日における平均である。当駅についてはバス代行期間が存在するため、一部でバスと列車が別集計となっているほか、各年で集計期間が異なる。備考も参照。

さらに見る 年度, 乗車人員 ...

年度	乗車人員				出典	備考
	年間	1日平均	JR調査
	年間	1日平均	列車	代行バス
1981年（昭和56年）		(19.0)			^[7]	1日乗降人員：38
1992年（平成04年）		(38.0)			^[4]	1日乗降人員：76
2014年（平成26年）			14		^{[JR北 6]}	当年の列車は単年の値。
2017年（平成29年）				6	^{[JR北 7]}	2015年度末から鵡川 - 様似間バス代行。当年のバスは単年の値。
2018年（平成30年）				10.5	^{[JR北 8]}	代行バスの値は過去2年平均
2019年（令和元年）				10.3	^{[JR北 9]}	代行バスの値は過去3年平均
2020年（令和02年）				9.0	^{[JR北 10]}	代行バスの値は過去4年平均

閉じる

駅周辺は農村地帯で水田と牧場が広がっている^[4]。

三石ダム
シカルベ山
蓬莱岩 - 2つの奇岩で構成された標高60mの山で、川から下って来た怪物と住民が戦い、死んだ怪物が岩になった、などの伝説がある^[4]。
三石川

北海道旅客鉄道（JR北海道）

日高本線

日高三石駅 - 蓬栄駅 - 本桐駅

[脚注の使い方]

出典

[1]
石野哲編『停車場変遷大事典国鉄・JR編 II』（初版）JTB、1998年10月1日、864頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
[2]
日本国有鉄道営業局総務課編『停車場一覧昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、229頁。doi:10.11501/1873236。https://doi.org/10.11501/1873236。2022年12月10日閲覧。
[3]
『北海道　駅名の起源』（第1版）日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY。
[4]
書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』（小学館、1993年 6月発行）104ページより。
[5]
書籍『無人駅探訪』（監修：西崎さいき、文芸社、2011年 6月発行）150ページより。
[6]
書籍『北海道鉄道駅大図鑑』（著：本久公洋、北海道新聞社、2008年 8月発行）355ページより。
[7]
書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』（小学館、1983年 7月発行）103ページより。

JR北海道

[J 1]
『日高線（鵡川・様似間）の廃止日繰上げの届出について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2021年1月5日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ。2021年1月5日閲覧。
[J 2]
『日高線厚賀〜大狩部間 67k506m 付近における盛土流出について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2015年1月13日。オリジナルの2015年1月15日時点におけるアーカイブ。2020年10月30日閲覧。
[J 3]
『日高線静内〜様似間折り返し運転の実施について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2015年1月20日。オリジナルの2015年3月30日時点におけるアーカイブ。2020年10月30日閲覧。
[J 4]
『日高線静内〜様似間におけるバス代行の実施について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2015年2月27日。オリジナルの2015年3月30日時点におけるアーカイブ。2020年10月30日閲覧。
[J 5]
『日高線運休に伴う列車代行バスの乗降場所変更について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2015年4月17日。オリジナルの2019年7月20日時点におけるアーカイブ。2019年7月20日閲覧。
[J 6]
“日高線（鵡川・様似間）” (PDF). 線区データ（当社単独では維持することが困難な線区）(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年8月1日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
[J 7]
「日高線（苫小牧・鵡川間）」（PDF）『線区データ（当社単独では維持することが困難な線区）(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月17日時点におけるアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
[J 8]
“日高線（鵡川・様似間）” (PDF). 線区データ（当社単独では維持することが困難な線区）(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
[J 9]
“日高線（鵡川・様似間）” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区（「赤色」「茶色」5線区）. 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
[J 10]
“駅別乗車人員特定日調査（平日）に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。

北海道運輸局

[運 1]
『鉄道事業の一部廃止の日を繰上げる届出について』（PDF）（プレスリリース）国土交通省北海道運輸局、2021年1月5日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ。2021年1月5日閲覧。

日本の鉄道駅一覧

[停車場-1] [1]
石野哲編『停車場変遷大事典国鉄・JR編 II』（初版）JTB、1998年10月1日、864頁。ISBN 978-4-533-02980-6。

[:023222-4] [2]
日本国有鉄道営業局総務課編『停車場一覧昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、229頁。doi:10.11501/1873236。https://doi.org/10.11501/1873236。2022年12月10日閲覧。

[:1-5] [3]
『北海道　駅名の起源』（第1版）日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日。ASIN B000J9RBUY。

[bunken1993-10] [4]
書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』（小学館、1993年 6月発行）104ページより。

[bunken2011-11] [5]
書籍『無人駅探訪』（監修：西崎さいき、文芸社、2011年 6月発行）150ページより。

[bunken2008-12] [6]
書籍『北海道鉄道駅大図鑑』（著：本久公洋、北海道新聞社、2008年 8月発行）355ページより。

[bunken1983-13] [7]
書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』（小学館、1983年 7月発行）103ページより。

[press/20210105_KO_hidakahaishi0401-2] [J 1]
『日高線（鵡川・様似間）の廃止日繰上げの届出について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2021年1月5日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ。2021年1月5日閲覧。

[6] [J 2]
『日高線厚賀〜大狩部間 67k506m 付近における盛土流出について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2015年1月13日。オリジナルの2015年1月15日時点におけるアーカイブ。2020年10月30日閲覧。

[7] [J 3]
『日高線静内〜様似間折り返し運転の実施について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2015年1月20日。オリジナルの2015年3月30日時点におけるアーカイブ。2020年10月30日閲覧。

[8] [J 4]
『日高線静内〜様似間におけるバス代行の実施について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2015年2月27日。オリジナルの2015年3月30日時点におけるアーカイブ。2020年10月30日閲覧。

[9] [J 5]
『日高線運休に伴う列車代行バスの乗降場所変更について』（PDF）（プレスリリース）北海道旅客鉄道、2015年4月17日。オリジナルの2019年7月20日時点におけるアーカイブ。2019年7月20日閲覧。

[senku/12-20172-14] [J 6]
“日高線（鵡川・様似間）” (PDF). 線区データ（当社単独では維持することが困難な線区）(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年8月1日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。

[15] [J 7]
「日高線（苫小牧・鵡川間）」（PDF）『線区データ（当社単独では維持することが困難な線区）(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月17日時点におけるアーカイブ。2018年8月17日閲覧。

[senku/12-20182-16] [J 8]
“日高線（鵡川・様似間）” (PDF). 線区データ（当社単独では維持することが困難な線区）(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。

[senku/5_04_data_20192-17] [J 9]
“日高線（鵡川・様似間）” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区（「赤色」「茶色」5線区）. 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。

[18] [J 10]
“駅別乗車人員特定日調査（平日）に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。

[milt/press/2021/20210105-3] [運 1]
『鉄道事業の一部廃止の日を繰上げる届出について』（PDF）（プレスリリース）国土交通省北海道運輸局、2021年1月5日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ。2021年1月5日閲覧。

[2]

[1]

[JR北 1]

[運輸局 1]

[3]

[JR北 2]

[JR北 3]

[JR北 4]

[JR北 5]

[4]

[5]

[6]

[7]

[JR北 6]

[JR北 7]

[JR北 8]

[JR北 9]

[JR北 10]