萱野駅

かつて北海道三笠市にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

萱野駅(かやのえき)は、北海道三笠市萱野にかつて設置されていた、北海道旅客鉄道(JR北海道)幌内線廃駅)である。電報略号カヤ事務管理コードは▲131501[2]

概要 萱野駅, 所在地 ...
萱野駅
かやの
Kayano
栄町 (2.3 km)
(4.6 km) 三笠
Thumb
所在地 北海道三笠市萱野
北緯43度13分45.8秒 東経141度49分32秒
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 幌内線
キロ程 6.3 km(岩見沢起点)
電報略号 カヤ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1913年大正2年)9月11日[1]
廃止年月日 1987年昭和62年)7月13日[1]
備考 幌内線廃線に伴い廃駅
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歴史

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1976年の萱野駅と周囲500 m範囲。左が岩見沢方面。島式ホーム1面2線と、駅舎前に貨物積卸線、駅舎横の三笠側に線路まで屋根の張り出した貨物ホームを持つ。この後、貨物荷物取扱い廃止に伴い貨物線が撤去され、島式ホームの駅舎側本線も三笠側分岐が切られて引込線化された。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

純農村地域で、早くから農地開墾が進み、現在の三笠市内や岩見沢市内への農産物供給地であった。1898年(明治31年)頃から当地区の有志による駅設置運動があったが、1910年(明治43年)から三笠山村(当時)として当駅開設の陳情を開始し、1912年(明治45年)6月に受理、同年11月工事着工となった。開駅の翌年1914年大正3年)には日本製麻萱野工場が近くで操業を開始し、1925年?(大正14年)の工場閉鎖まで当駅は活況を呈した。当駅開設の理由としてこの工場開設によるものとの説もある。当工場閉鎖により当駅利用も一時低下したが、周辺地域人口の増加に伴い回復した[3]

年表

駅名の由来

開拓当初に萱やが密生していたので、1887年明治20年)頃の入植者が地区名とした[7][8]

駅構造

廃止時点で、島式ホーム(片面使用)1面1線を有する無人駅であったが、以前は島式ホーム1面2線を有した列車行き違い可能駅であった。開業当時からの駅舎が、構内の北側に位置していた。

駅周辺

駅跡

旧萱野駅舎内は廃線後荒廃していたが、地元町内会による修繕の後2000年代よりライダーハウスとして使用されており、2020年時点では4月から10月にかけ近隣の理髪店が管理を請け負う形で営業され、またホームには車掌車ヨ8103が連結器に時計を付けた形で保存されている[9]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
幌内線
栄町駅 - 萱野駅 - 三笠駅

脚注

関連項目

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