「花の名」(はなのな)は、BUMP OF CHICKENの13枚目のシングル。2007年10月24日にトイズファクトリーから発売された。
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斎藤けんの漫画「花の名前」とは異なります。 |
概要 「花の名」, BUMP OF CHICKEN の シングル ...
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- 「涙のふるさと」以来11ヵ月ぶりのリリースとなる。「メーデー」との同時発売で、2作同時購入特典としてBUMP OF CHICKEN特製ネコ(ニコル)バッチが数量限定で用意された。
- CDの隠しトラックを含めた合計時間は「メーデー」と同じである。
- 前作「涙のふるさと」に引き続き、2作連続通算3作目のオリコンシングルチャート1位を獲得。同時発売の「メーデー」も本作と僅差で2位を獲得した。同一アーティストによるシングルチャート1位・2位独占は歴代7組目(史上9回目)の快挙である[1]。
- 初動売上は17.7万枚の高セールスを記録し、シングルでは2番目に高い初動売上となった(自己最高は前作「涙のふるさと」の18万枚)。
- 全曲作詞・作曲:藤原基央 編曲:BUMP OF CHICKEN
- 花の名 (6:02)
- 映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌。
- 同映画の監督、山崎貴とメンバーが一晩話し合い、脚本やラッシュ(仮編集)状態の映像を元に書き下ろされた。 また、歌詞の一部が同映画のキャッチコピーとして使われている(このキャッチコピーは山崎貴監督と阿部秀司プロデューサーが採用した)。
- PVは『ギルド』以来再び番場秀一が復帰し制作した。
- エレクトリックシタールを初めて使用しているが、このシタールは藤原が28歳の誕生日にディレクターからプレゼントされたもので、ビートルズのジョージ・ハリスンが生涯愛用し続けたCORAL SITAR GUITARと同じもの。
- この曲を書いたのは2007年7月7日(七夕)で、さらにその日の夜に本作のタイトルが決定したため、藤原にとっては「印象深い夜だった」という[2]。デモの段階で伴奏がアコースティックギターだったものをバンドで演奏すると、より懐が大きい曲だということに藤原が気付き、「曲が望む音を入れた結果、変な音になった」とのこと[2]。藤原はこのことについて「曲が望んでいる形はこれしかないんだけれど、先入観だけでレコーディングしてはいけないと、後から実感した。でも技術的に変だとしても曲として成立しているのは、それが正しいことだからだと思う」と語っている[2]。
- 小田和正が2012年12月25日に放送された『クリスマスの約束2012』内で本曲をカバーし、その際に「出演の打診をしたが断られた」とコメントしている。
- 東京賛歌 (3:51)
- 2007年7月7日に完成した曲で、藤原が初めてブルースハープを使用している。
- 東京は冷たい、危ないなど東京について歌った曲が多いため、「人はどの場所に居てもその人のままである」というメッセージを込めたというが、藤原自身「言いたいことありき」で制作した曲としてはやや珍しいものとなった。
- 隠しトラックに「柿」(作詞・作曲:BUMP OF CHICKEN)が収録されている。升と増川がメインボーカルで、隠しジャケットが通常のジャケットと連動している。
DROPS Special Issue「BUMP OF CHICKEN」(2007年12月19日発行)