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航空機動衛生隊(こうくうきどうえいせいたい、英称:Aero Medical Evacuation Squadron)は、航空自衛隊航空支援集団隷下の衛生部隊である。小牧基地に所在し、機動衛生ユニットなどを用いた航空医療後送 (AE) などを担当する。
航空自衛隊に設置された機動衛生検討委員会において、輸送機で重症患者を搬送する方法が検討され、[1]装備として機動衛生ユニットが開発されると共に、運用部隊として2006年(平成18年)10月1日に航空機動衛生隊が新編され、同年同月19日に編制完結行事が行われた。2014年(平成26年)3月に防衛大臣直轄より、航空支援集団隷下へと異動した[2]。
主な任務は以下の3つである。このうち「重傷救急患者に対する機上医療等」は、航空機内で医官が治療行為を継続しつつ重症患者を空中輸送する。使用する航空機は、第1輸送航空隊のC-130H輸送機で、これに機動衛生ユニットを搭載する。
都道府県知事などの要請による災害派遣(患者輸送)として、C-130H輸送機へ搭載した機動衛生ユニットにより、ドクターヘリなどが対応できない重症患者の長距離患者搬送を行っている。2014年11月22日現在の累計搬送回数は13回である[3][注釈 1]。その多くは、心臓・肺などの臓器移植を受ける患者(レシピエント)や高度な手術や体外式膜型人工肺(VA-ECMO)使用など集中治療管理を必要とする先天性心肺疾患の小児患者だという[4]。
代 | 氏名 | 在職期間 | 前職 | 後職 |
---|---|---|---|---|
1 | 牧野信也 | 2006年10月 | 1日 - 2008年 9月30日航空幕僚監部衛生官 | 航空支援集団司令部医務官 |
2 | 野上弥志郎 | 2008年10月 ※2009年 7月 1日 1等空佐昇任 | 1日 - 2011年 7月31日(2等空佐) | 航空医学実験隊第3部長 兼 防衛医科大学校講師 |
3 | 石川誠彦 | 2011年 | 8月 1日 - 2014年 3月25日中部航空方面隊司令部医務官 | 退職 |
4 | 辻本哲也 | 2014年 | 3月26日 - 2016年 7月31日自衛隊三沢病院副院長 兼 診療部長 | 統合幕僚監部首席後方補給官付 後方補給官 兼 後方補給室勤務 |
5 | 宮脇博基 | 2016年 ※2017年 1月 1日 1等空佐昇任 | 8月 1日 - 2017年 9月30日統合幕僚監部首席後方補給官付 後方補給室勤務 (2等空佐) | 航空支援集団司令部勤務 |
6 | 山口大介 | 2017年10月 | 1日 - 2019年 3月31日航空医学実験隊勤務 兼 航空支援集団司令部勤務 | 航空幕僚監部首席衛生官付衛生官 |
7 | 田村信介 | 2019年 | 4月 1日 - 2022年 7月31日航空幕僚監部首席衛生官付衛生官 (薬務担当) | 統合幕僚監部首席後方補給官付後方補給官 兼 統合幕僚監部首席後方補給官付後方補給室勤務 |
8 | 赤松潤子 | 2022年 | 8月 1日 - 2023年 7月31日航空機動衛生隊勤務 | 航空幕僚監部首席衛生官付衛生官 |
9 | 川本博嗣 | 2023年 | 8月 1日 - 2024年 7月31日自衛隊中央病院皮膚科部長 兼 防衛医科大学校医学教育部 | 自衛隊入間病院教育部長 兼 自衛隊入間病院勤務 |
10 | 石神敏博 | 2024年 | 8月 1日 -自衛隊中央病院救急科勤務 |
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